浅草寺 影向堂境域 | 雨 風 呂

浅草寺 影向堂境域

ブックマーク★レトロ系建物








・本堂の北西に建つ影向堂。
影向とは、神仏が姿かたちとなって現れることだそうです。
観音さまをお助けする十二支の守り本尊のお堂です。
浅草寺では、観世音菩薩のお説法やご活躍に不断に協力されている仏さまを「影向衆」と呼び、
影向堂に本尊八体(影向衆)を祀っています。
・影向堂境域には六角堂があります。
室町時代(16世紀頃)の建立として東京都指定文化財に指定されています。
都内最古の木造建造物で木造単層六角型造。
日数を決めて祈るとその願いが叶うとされる日限地蔵尊です。
・一言不動は何か願い事一つに限って祈願すると、その願いが叶うとされています。
・弥陀如来は元禄6年(1693)4月造立。
青銅製。高さ1.8m。台東区登載文化財です。
平成6年(1994)、境内整備にともない本堂裏築山から影向堂境域に移しました。




・淡島堂 女人守護のお堂です。
元禄年間(1688~1704)、紀伊国(現在の和歌山県と三重県南部)
加太の淡島明神を勧請して建てられました。
東京大空襲で本堂が焼失した後、
現在の浅草寺新本堂建設中には淡島堂が仮本堂でした。
淡島明神は女性の守り神として信仰を集め、
江戸市中で婦女子に淡島明神の信仰が広まりました。
・写経供養塔 木製銅板葺、花崗石造。
平成6年(1994)10月26日落慶。
写経供養塔には、浅草寺に納められたお写経の経題と巻数を奉納しています。


・薬師堂 影向堂の南に建つお堂です。
慶安2年(1649)、三代将軍徳川家光が建立。
本尊の薬師如来のほか日光・月光菩薩および眷属の十二神将、
冥界で死者の罪業を裁く十王の群像が安置されます。(立入禁止)
平成6年(1994)10月、境内整備により現在地へ移築し、改修工事を施しました。



2015