アミノバイタルフィールド/東京スタジアム補助グラウンド | |
開場 | 2001年 |
収容可能人数 | 3060人 |
名称の変遷 | 東京スタジアム補助グラウンド(2001-3年) |
アミノバイタルフィールド/東京スタジアム補助グラウンド(2003年-現在) | |
アクセス | 飛田給駅(京王線)より徒歩約10分 |
白糸台駅(西武多摩線)より徒歩約15分 | |
味の素スタジアム入口および南口バス停(京王バス東・飛01、調33系統)より 歩いてすぐ | |
萩の原バス停(京王バス東・武91、境91系統)より徒歩約5分 |
(写真は全て、2018年10月8日のXリーグ・電通キャタピラーズ対Bullsフットボールクラブの試合より)
上:外観
中:内装・東側スタンド
下:内装・西側スタンド
味の素スタジアムのサブグラウンド。あくまでメインスタジアムの補助用として作られたものだが、後述するように観戦や球技場としての設備も整っている。アメフト用のインフラが充実しているのでこの競技の公式戦で使用されることが多く、富士通スタジアム川崎と並んで関東圏アメフト界の聖地のような扱いを受ける。
2001年にメインスタジアムが開場した時と同時に「東京スタジアム補助グラウンド」として開場した。このスタジアムは陸上競技場として建てられたため、国際陸連公認の大会の会場になるためには、試合前の練習ができる陸上競技仕様のサブグラウンドが隣接されていなければならないので、そのために作られたのである。だが、用地確保のための交渉が難航して陸上トラックが付けられなかったため、陸上競技場としてではなく球技場の形の補助グラウンドとなった。陸上競技仕様のサブグラウンドが作れなかったことから、東京スタジアムを陸上競技場として整える計画は、新しい陸上競技仕様の補助競技場が2012年に作られるまで凍結させられる羽目になってしまった。
2003年に味の素社がメインスタジアムの命名権を獲得し、味の素スタジアムという呼称が付けられると、サブグラウンドにも同社の製品の名を冠したアミノバイタルフィールドという呼称が付けられた。以降、10年以上で呼ばれているため、この呼称が定着している。株式会社東京スタジアムという会社が、味の素スタジアムの全ての施設と合わせて管理運営を行う。
開場当初は天然芝のグラウンドだったため、アメフトだけでなくサッカーでもJFLや大学・高校生レベルの公式戦も行われていた。だが、2005年に関東学生アメフト連盟の資金援助の下全面人工芝に張り替えられた。サッカーやラグビーは競技レベルの公式戦では天然芝のスタジアムを使うことが大原則となっているので、2005年以降はこれらのスポーツで使用される頻度は激減し、アメフトでの使用が主なものになっている。メイン・バックスタンドの客席に3060人が収容でき、ナイター設備も完備されている。
これらのスポーツ以外だと、近年ではクリケットの日本選手権で使用されている。
上:西側スタンドからの眺め
下:東側スタンドからの眺め。背景にあるのは味の素スタジアム。
観戦環境は素晴らしい。日本のアメフト界では、シーズンの佳境に行われる試合は野球場で行われることが多いが、やはりこの競技は球技場の方がはるかに見易い。3000人規模のコンパクトなスタジアムなので、グラウンドとスタンドの距離が近いのも観戦環境を良くしている。アメフトはルールが独特な分、ダウンカウンター、残りヤード表示、プレイクロックといった、他のスポーツでは使わないような特殊な電光掲示板が必要なのだが、それがしっかりと備わっているところがありがたい。しかも富士通スタジアム川崎のものよりも見易いし、ゴール裏のスペースがしっかりととってあるのでフィールドゴールで蹴ったボールが場外に飛び出すようなこともない。関東で一番いいアメフト用の会場はここではないかと思う。
ケチをつけるとすれば、屋外のスタジアムのほとんどがそうではあるとはいえ、スタンドの上に全く屋根がないので、雨や直射日光を遮ってくれるものが何もないことぐらいか。お出かけの前に天気をご確認され、暑い日の観戦では直射日光や熱中症に十分注意されたい。
上:南側ゴール裏のスコアボード。得点、時計、プレイクロック、ダウンカウンター、残りヤード数、残りタイムアウト数が表示できる。
下:北側ゴール裏にある小屋と、その天井に備え付けられたプレイクロック。
最寄駅は、京王線飛田給駅。新宿駅から20分ほどで、この駅から徒歩10分くらいで着く。JR中央線沿線からだと電車の乗り換えが不便だが、その分路線バスのネットワークが充実している。概ね交通の便がいいと言えるだろう。飛田給は小さな駅だが、スタジアム周辺にはレストランやコンビニが多いので、食事処の選択肢が多いのがうれしい。味の素スタジアムには740台が停められる有料駐車場があるので、駐車場は広いが、その分利用者も多いのでスペースが見つけられないリスクもあることはご留意されたい。
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アミノバイタルフィールドの紹介(味の素スタジアム公式ホームページより)