町田啓太くんのファミリーヒストリー | sorariri89のブログ

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これまた今更感いっぱいですが、


11月24日に放映された町田啓太くんのルーツを辿るNHKの「ファミリーヒストリー」はとっても見応えがあり、


町田啓太くんが今ここに在るべくして在るというのをずんと感じられるものでした。


草刈正雄さんの時もそうでしたが、こういう番組でのNHKの取材力はさすがというか、雑音に惑わされることもあるでしょうが、民放よりは遥かに純度の高い仕事をこんなふうに見せられると、感服するばかりです。


町田くんのお母さんが教師だというのはこれまでの情報でわかっていました。

お姉さんと妹さんがいることも。


でもお父さんの影が薄くて、ご両親が実家でご健在なのかどうかは、ちょっと謎だったんですよね


インタビューなどで町田くんがよく語っていた、とにかく怖かったおじいちゃんについては、今回丁寧に深掘りされてて、だからファミリーヒストリーとなるのでしょうが、私も感じ入ることしきりでした。


で、お父さん。

しょっぱなで町田くんが幼い頃の家族5人のかしこまった晴れ着写真。そのあと割とすぐに現在のお父さんが画面に登場されたのにはほんと驚きでした。爆笑


お母さんもです。


お二人の姿を目にして、なぜかドキっとしてしまった私です。もちろん隠してた訳じゃないのでしょうが、いいの、見せてもらって??


そんな奇妙な感覚でした。


お父さんも教師なんですね。いやはや、啓太くんに似てました。いや、逆か。

啓太くんがお父さんに似ているんですよね。体つきとか、存在感有りまくりの眉に口元とか…


お母さんは愛らしいお顔立ちで、やっぱり口元が良く似てます。


番組では父方、母方の先祖を辿っていったのですが、最初町田くんは父方が平家の血筋を引いているかもという認識だったのが、実は源氏の落人だったということが明らかに。

なんと木曽義仲の家臣、四天王といわれた楯親忠の末裔だったようなのです。えーびっくり


真逆の思い込みには、町田くんもえーっ!


私からすれば家系図が残っているというだけでも由緒ある家柄と言えますが


大河ドラマ「青天を衝け」での土方歳三が、ルックスを活かして役を演じ、それが様になっていると思ったものですが、この番組を見て、骨格はご先祖様の武者魂みたいな成分を有していたんだ、とちょっと感動


町田啓太くんの人柄は、群馬の自然豊かな環境に育まれただけではないんだな、とそのルーツが詳らかになるにつれ、納得ものでした。


そしてなんとなく隠しきれない品が漂う理由も。


母方の五代前のご先祖様は江戸末期の生まれの宮司、村の文化的リーダーでもあったようで、めちゃくちゃ威厳ありまくりの写真も残っていました。

高祖父(四代前のご先祖様はこう呼ぶと、町田くん初耳で驚いてましたね)は、地元でも名士の教育者。なんと大正天皇に御前教授されたこともあるそうです。おおぉ。


町田くん目を丸くしてましたね。


曽祖父は横浜にある外資企業に勤めるハイカラさんだったようです。背が高くて、町田くんは両家の血を受け継いでますね。


関東大震災を生き延びて地元に帰り、役所勤めをされたそうです。


その方が助かったおかげで町田啓太くんに繋がっていくというわけですが


考えてみれば、我々だってみんなそう。連綿と紡がれていく糸の先に私が生まれて、今ここにいるんですよね。そんなことも改めて思いました。


町田くんの高祖父である久米治さんは学校の建築費や奨学金を寄付したり、学校長を務めたり、生涯私財を投げ打って地元の教育に尽力されたようです。


番組終盤、九米治さんが校長を務めた学校の校是が画面に映し出されたのですが、そこには白地に青く大きく凛々しい「」のひと文字が。おねがい


知を啓き   

       心を啓き  

             新しい伝統の扉を啓く


そして校是に収まる三つの啓を噛みしめようにして、町田くんの胸に込み上げるものが…


そりゃそうだ


単なる偶然とは思えない、きっとそこにも語られていない物語があると思うと、私もジンときてしまいました。


ここで流れるのが"くるり"の「remember me

待ってましたとばかりに盛り上げてくれるんです。観てる方も自ずと感極まるというもので


七郎おじいちゃんがなぜ自分に厳しく接したのかも腑に落ちた、と町田くんは淡々と言ってましたが、


コワイだけでなかった深い愛情を改めて実感したのでしょう、


晩年癌を患い、亡くなる少し前に孫が出演したNHKのドラマを見たくて入院先で看護師さんにテレビ視聴を求めたというエピソードのくだりで、


堪えきれないものがあった町田くんが子どものようにしきりに涙を拭う姿に、私もウルウルしてしまいました。





そのとき流れた映像が「美女と男子


「レッドカーペットを歩くんだったんじゃないのか」と仲間由紀恵演じるマネージャーいち子に感情を昂らせる向坂遼、まだ粗削りな20代半ばの町田啓太くんがそこにいました。




ストーリーがばあっと蘇ってきて、本当に町田啓太くんのリアルの成長と重なるドラマだったしで、もうなんともいえない気持ちになりました。


おじいちゃん、孫の啓太くんは今や押しも押されもせぬ実力派の若手人気俳優です。見目麗しさだけでなく、クセのある役どころもこなせる存在感ある役者ですよ。


きっと空の上から見守ってくれていることでしょうね。


おじいちゃんが晩年好んで書いたという人生訓を最後にお父さんが紹介してくれました。


濡れ落ち葉 自分でかわいて 舞い上れ


七郎さんのことを知ると胸に迫るものがあります。


おじいちゃんの人生そのものを語るようなこの言葉をこれから大事にしようと思う、と町田くん。


かけがえのない座右の銘になるでしょうね。


自分自身のルーツを知ったことで、やわらかな雰囲気の心に柱が立ち、更に魅力も増していきそうです。


なぜ町田啓太という人が愛されるのか、それが分かったファミリーヒストリーでした。


NHK、いい仕事しますなぁ


年明けからの藤原公任も待ち遠しいです



そうそう、番組のサイトを見ていて、草刈正雄さんの特別編の放送日が分かりました!




楽しみです!!!



最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。☺️