能見 クドリャフカ
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「えきぞちっく(自称)なマスコット」

理樹のクラスメイトで、ロシア人と日本人のハーフ。
クドリャフカはテヴア共和国出身の名前で、出身国での名前は、クドリャフカ・アナトリエヴナ・ストルガツカヤ。
祖父はロシア人で日本好き。その影響でクドも日本好きで、洋食より和食を好む。
性格は明るく、活発的。犬のような行動を取ったりする。口癖は「わふー」

(ネタバレです)










クドが抱えている悩みは自分の夢を諦めてずっと逃げ続けてきた事による後悔です。 

クドの夢とは、母親と同じ、こすもなーふと(宇宙飛行士)になること。

母親の仕事に憧れ、クドはTASAの航空学校に通います。しかし、勉強についていけず、クラスメイトから変な子扱いされ、学校を半年間でやめてしまいます。 

そこから逃げるように、日本へ帰ってきて、理樹達のいる学校に転入して来ます。そこで、初めて理樹に出会います。

理樹は初めて学校に来たクドに学校案内をします。
クドは黙ったまま、日本語を話せない外国人のフリをします。

日本語を話せば、笑われると思い、無言を貫いていましたが、最後に気が緩み、日本語で「ありがとございました」とお礼を言ってしまいます。
しかし、理樹は笑いませんでした。他の人達と違って。

それが、クドにとってはとても嬉しいことで、一目惚れし、ずっと片想いのままでした。


クドはこの学校に来ても、おもしろ外国人として、笑いのネタにされてしまいます。ですが、もう慣れているので、そこまで気にしていませんでした。 

リトバスメンバー達の野球の試合が終わり、一段落ついた頃、実力テストを理樹達は受けることになります。
自信がなかったクドはみんなに勉強を教えてもらいます。

すると、成り行きで二木さんに教えてもらう事に…クラスメイトが二木さんになったからかな?
この頃からクドはおもしろ外国人だと茶化されると酷く落ち込みます。 

今までも同じことを言われて、気にしていなかったのに、何故、今になって気にしだしたかというと、好きな人=理樹が側にいるので、その好きな人まで馬鹿にされるからでした。

それでも、理樹の励ましの言葉によって、なんとか持ち直すことができました。

そして、実力テストが終わってから数日、クドはよくニュースを見ていて上の空になってることが多くなります。

故郷であるテヴアの打ち上げロケットの発射が延期したというニュースを見ていたクド。

そこでインタビューを受けていたた日本人はクドの母親でした。

クドは母親と手紙で連絡を取り合っていて、今度、打ち上げがあるから来ないか誘われていました。

クドは嬉しい反面、夢を諦めた自分に母はどう思っているのか怖くて、行くか、行かないか迷っていました。

そして、事件は起こります。
ロケットの打ち上げが失敗したというニュースが流れます。 

墜落に伴う爆発、火災でひどい有様で、暴動も起きていました。

母親の安否はわからないままで、クドは絶望し、すべてを思い出します。
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クドは現地の人から安否確認のためにテヴアに帰ってくるように飛行機のチケットを渡されます。
ここでもまた、クドは行くべきなのか、行かないべきなのか迷います。  

クドはここに残りたいと思っています。大好きな人、理樹と離れたくないから。
しかし、クドもそれではダメだと分かっていて、葛藤します。

ここでの選択肢は3つ
帰るべきだ、と言おう
帰らないでほしい、言おう
クド自身はどうしたいか聞こう

帰るべきだ、と言おうを選ぶとGOODENDになります。

帰らないでほしい、言おうを選ぶとBADENDになります。

クド自身はどうしたいか聞こうを選ぶ
別エンディングになります。
これはRefrainクリア後に追加されます。
このエンディングは後ほど…

BADENDはクドが学校に残り、テレビで航空宇宙関係者、政府関係者(母親)が公開処刑されるという映像が流れ、クドは絶望。理樹は眠り、終了。

GOODENDはクドは故郷に帰ります。
本宅に立ち寄り、クドにのおじいさんと合流します。
しばらくして、クドの本宅に母親の同僚の一人が押し入って来ます。
母の計画(打ち上げ)が失敗して、反対派だった人達は怒り、クドの母は罪を償うべきだと言います。
クドは、暴徒の銃声の音で忘れていた現実世界のことを思い出しました。
クドは罪滅ぼしをするために生け贄になり
、牢獄に閉じ込められ、「鎖」で手を繋がれます。
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クドは弱い自分が逃げてしまわないようにと最後の瞬間まで、自分自身を縛っていたいと思います。
弱くて役に立たない私は「鎖」に繋がれて朽ちてしまえばいいと…

一方、理樹はクドが捨てようとしていた荷物を開けます。中には宇宙関係難しそうな本、壊れた望遠鏡など、クドが目指していたものがたくさん詰まっていました。
箱の奥には個人認識票(ドッグタグ)と高熱であぶられたかのような機械の部品が入っていました。 

ドッグタグは母親の物で、機械の部品はクドの後悔の塊=こすもなーふとになるという夢です。それを捨てようとしていた訳ですね… 
理樹は機械の部品を握りしめながらクドに帰ってきてほしいという強い気持ちが伝わり、遠くにいるクドと会話をすることができるようになる。  

理樹はこの時だけGM(ゲームマスター)になったんじゃないかと思います。
理樹の帰ってきてほしいという強い気持ちで、遠くにいるクドとリンクします。  

理樹の声が届いたクドは帰りたいという強い気持ちで、理樹が持っていた機械の部品がクドの元に、そして鎖は砕かれます。

そして、クドが辿り着いた光の先、50ノーティカルマイルの空がそこにはありました。
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50ノーティカルマイルとは地上から成層圏までの距離のこと、だそうです。

クドは無事、理樹達のいる学校に帰ってきます。
そして退院したクドと一緒にDVDを見ます。
このDVD、ドッグタグ、機械の部品は修学旅行の前にクドが渡されたもので、DVDはお母さんを見捨ててしまったと思い、怖くて再生できなかったもの。  

内容はこの計画を強行しようとした理由とクドに向けてのメッセージでした。
クドは諦めていたこすもなーふとになるという夢をもう一度目指します。
これで、GOODエンディング終了です。

そして、もう一つの別エンディングについてですが、クドは行かないことにします。BADの公開処刑の映像を見るところまでは大体一緒です、
保健室で眠るクドに恭介は「『また』くりかえすのか」とつぶやきます。  

多分恭介はまた同じことを繰り返して後悔するのか?と言ったのでは? 

佳奈多も理樹のことを「あなたのせいよ」と言っているので、みんなは、クドに行って欲しかったと思っていた?

恭介とクドの夜での会話も意味深です。 
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クド 「…わかりません。それがいいことなのか、わからないんです」
恭介 「…能美のしたいことは変わってしまったのか?」
クド 「…それは、変わってないはずです、変わってないはず、なんです」
恭介 「能美がどういう選択をしようが…
理樹も、そして俺たちも責めることはないだろう」
これは、恭介達がクドは行くと思っていたからだと思います。何故、BADENDに行こうとするのか?ということでは?

そして、場面はGOODの時と同じように私服姿のクドが現れます。
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そこで、捨てようとした荷物についてクドは語ります。
理樹はクドに帰らないで、後悔しないのかとクドに言います。
理樹は途中ふと、鎖で繋がれたクドをイメージします。

おそらくですが、何回もループした時に、クドは故郷に帰って、鎖に繋がれて、そこから、鎖を壊せないまま終わってしまった世界があったのでは?

そしてクドはみなくちゃいけないものがあるといい終了です。
みなくちゃいけないものはおそらくあのDVDのことだと思います。
話的にはハッピーエンドだよね⁇
このエンディングは歌も入らないので、BADのような感じですが、僕は故郷に帰らなかったもう一つのGOODENDだと考えてます。むしろ行かない方がいいですよね。鎖に繋がれて罪を償う必要なんて無いわけですから…

【感想】
クドルートもかなり話が難しくてRefrainクリアしても全然理解出来てません(笑)まあ、僕がアホかだけですけどね…クドは現実世界ではくちゃくちゃ可哀相ですよねー親が事故で亡くなって、自身もバス事故に遭うなんて…



ではでは( ´ ▽ ` )ノ