【楽曲】プリズ・メンバープロデュース(2018年9月5日-12月5日 配信シングル) | A Perfect Day for プリズマックス

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--- 小文字(PrizmaX)から大文字(PRIZMAX)まで ---

 

国際派ダンスボーカルユニットPrizmaX(プリズマックス)は、同年9月5日よりに4か月連続で順次メンバープロデュースによる楽曲を配信限定でリリースいたしました。

  • 第1弾 09月5日 清水大樹 「♪Candy」
  • 第2弾 10月5日 島田 翼 「♪rewind」
  • 第3弾 11月5日 福本有希 「♪South Cross」
  • 第4弾 12月5日 森崎ウィン「♪I hate you」

順番で行くと9枚目シングル「♪yours」と2枚目アルバム「FRNKSTN」との間のリリースです。

 

 

プリズマックスは同年6月25日にアメリカ人ハーフのリーダー黒川ティム君が脱退したことにより、5名から4名への新体制となりました。

 

 

今回のプロデュースは、ティム君を喪失した悲しみに暮れる間もなく課せられた大プロジェクトでしたが、このタイミングだからこそ表現できた何かが注入されているような気がします。

プリズが経験した2018年という激動の時代を切り取って封じ込めたディープな4曲なのです。

 

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ちなみに・・・

PrizmaXとは、英語詞を含むポップスやロック、バラードなどをスタイリッシュなダンスパフォーマンスと共に歌うボーイズ・グループです。

メンバーは・・・

《2018年9月5日-12月5日 時点では4人組》

  • 清水大樹(ラッパー/日本人)
  • 島田翼(パフォーマー/フランス人クォーター)
  • 福本有希(パフォーマー/日本人)
  • 森崎ウィン(ボーカル/ミャンマー人)

 

 

上記インターナショナルな4人です。

ホリック(←ファン)は彼らのことを通称「プリズ」と呼んでいます。

2020年の3月に解散しましたが、オファーがあれば舞台映画なども受け、幅広く活動をしておりました。

 

 

第1弾シングルは清水大樹君のプロデュース曲「♪Candy」です。

2018年9月5日より各配信サイトにてデジタルリリースされました。

大樹君はPrizmaXパフォーマーで、ラップダンスを担当しています。

「♪Candy」はトラップビートに乗せたラップのみの楽曲で、大量にを噛ませたフレーズはマイナーなメロディ・リフの中でうごめいています。

旋律が危ういオカルト調でゾクゾクし、大樹君独自のヒップホップ・ワールドに引き込まれます。

インタビューでは“Hip Hopを使って成り上がる”をテーマに楽曲プロデュースを行ったと言っていました。

ちょっと思いつかないテーマですよね? 凡人の発想ではありません。

プリズっぽくない楽曲ですが、純粋にプリズのことを伝えています。

メンバーの名前が組み込まれていたり、ちゃっかり「ホリック」というフレーズも掛詞のように出て来たりします。

 

 

リリック・ビデオ(ショート Ver.)down

 

 

第2弾シングルは島田翼君のプロデュース曲rewind」です。

2018年10月5日より各配信サイトにてデジタルリリースされました。

君はPrizmaX最年少メンバーで、ダンスを担当するパフォーマーです。

rewind」は2ステップ・ビートエレクトロを盛り込んだ楽曲で、UKガラージにアレンジしています。

とにかくカッコイイ!

こんなにカッコイイ曲を聞いたことがない!

タイトル「rewind(←巻き戻し)」について君は「もともとUKのダブとかレグとかやってる人たちの遊び方で、“rewind~♪”って言って同じレコードをもう1回かけるというのがあるんです。超いい曲で盛り上がったら、同じ曲をもう1回かけてさらにアガる!みたいなカルチャーがあって。でも、歌詞のイメージとしてはいろいろ物事が行き詰まったり、ちょっと生き急いでるなって感じて、孤独になった時に、気持ちを巻き戻して、“まぁ、ゆっくりしようよ”って言い聞かせる みたいな感じなんですけど」と言っていました。

どうやらダブル・ミーニングの様です。

 

 

リリック・ビデオ(ショート Ver.)down

 

 

第3弾シングルは福本有希君のプロデュース曲「♪South Cross」です。
2018年11月5日より各配信サイトにてデジタルリリースされました。
有希君はPrizmaXでは王子と呼ばれる美男子(←上から目線のイケメン)で、ダンスを担当するパフォーマーです。

「♪South Cross」は三拍子で、愛に満ちた言葉とゆるいスイングに酔ってしまいそうになるメロウな楽曲です。

有希君は“一番見つけやすい”北極星に対し、“一番見つけにくい”とも言われる南十字星を楽曲のテーマに、運命の人への思いを歌うストレートなラブバラードにしましたと言っていました。

「♪春空」の時から感じていましたが、有希君の言葉のチョイスは玄人はだしで、情が深く、どのラインを拾っても胸に響きます。

ボーカルウィン君がしっとりと歌い込んで素晴らしい仕上がりになりましたが、それとは別に作詞した有希王子本人の甘い声でセルフカバーをして欲しいと思いました。

 

 

リリック・ビデオ(ショート Ver.)down

 

 

第4弾シングルは森崎ウィン君のプロデュース曲「♪I hate you」です。
2018年12月5日より各配信サイトにてデジタルリリースされました。
ウィン君は俳優としてもハリウッドでも活躍している、言わばスターで、PrizmaXではボーカルを担当しています。

「♪I hate you」はウィン君が作詞・作曲し、JEFF宮原さんのディレクション、アレンジャー及びミックスエンジニアにJon Rezinさんらを起用し、ハウスミュージックにしました。

この衝撃的なタイトルについてウィン君は「“I hate you”って言葉はストレートだけどキャッチーだし、インパクトもあるので、あえてポップな曲に乗せるというギャップを見せたかったんです」と言っていました。

私は最初にタイトルを見てビックリし、次に歌詞を見て泣きそうになりました。

状況は意図的に全てひらがなで書かれていて、本音は英語の中にあります。

最小限に言葉を削っていますが、「I hate you」の「hate」の根幹には根強い「love」があります。

にもかかわらず、愛と憎しみの沼には浸からず、沸々としながらも、気配がなくなって行く相手との距離を置いているのです。

ハウスに乗せているとは思えない言葉の重さでした。

 

 

 

リリック・ビデオ(ショート Ver.)down

 

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《感想》

期待していた以上の出来上がりで驚きました。

プリズのいいところは、多様性があり、どんなジャンルの曲も受け入れる柔軟性があることなのですが、まさに今回の企画において、四人四様でまったく重ならない楽曲の仕上がりでした。

各曲のクォリティも高く、それぞれの “個”のポテンシャルを感じました。

それにJ-popの括りの中で制作していても、ウィン君のボーカルと大樹君のラップにすると一気に洋楽っぽくなるところが他のアイドルとは違います。

歌謡曲っぽくならないのです。

大衆向けか否か、ビジネスとしてどうなのかは別問題として、魅力であることには違いありません。

輝いてます キラキラ

 

 

すごくよかった。

 

A Perfect Day for PrizmaX 拍手

 

 

 

<追記>

mntv(ミャンマー・ナショナル・テレビジョン)で放映された「♪South Cross」の2か国語バージョン(ミャンマー語 and 日本語)がとてもロマンチックでいいです。

 

 

「Win's Shooow Time!」の北海道ロケで撮ったアーカイブ動画を番組公式FBよりお借りして、貼っておきます。

↓↓↓

South Cross(2か国語 Ver.)down