ファミコン『ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣』 | sinobintage

ファミコン『ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣』

四半世紀に及ぶ私のゲームライフにおいて
おそらく最も時間を費やしたのが
この「ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣」である。
(オンライン関連はチャットなどの時間も含まれるので除外)
エンドロールで総プレイ時間が出るのだが、
確か200時間以上だったように記憶している。
キャラが死んでしまった時は、例えそれまでに何時間かかっていようと
リセットしていたので、クリア後の再挑戦なども含めると
総プレイ時間は数百時間に及んでいるはずだ。

今でこそ長寿シリーズとして知られる「ファイアーエムブレム」だが、
発売直前の「ファミ通」(当時はまだ「ファミコン通信」)に掲載された
クロスレビューの評価は「7・7・7・5」と、あまり芳しいものではなかった。
今回はどうしてもパッケージが見つからなかったので
私の所有しているスクラップ記事の中から、
当時のクロスレビュー部分を抜き出して紹介してみよう。

ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣 ファミコン

ご覧の通りである。

しかし、「シミュレーションロールプレイングの幕開け」という
キャッチコピーに新時代の到来を感じた私は発売日に購入。
その日から文字通り、明けても暮れてもプレイしていた。

隠しショップの位置から増援部隊の来るタイミング、
ユニットの強弱のバランスまで全てを把握し、続々と発売される雑誌や
攻略本の記事に対し、「何もわかっていないな」と憤慨したりしていた。
ペガサスナイトのように長距離移動出来るチキや
弓矢で撃たれてもダメージを受けないペガサス三姉妹を作り上げ
「ここまでプレイしたのは世界でも俺ぐらいだろう」
と、井の中の蛙状態で悦に入っていたのを思い出す。

本作の発売を挟むように、2週間前の4月6日には「女神転生II」が、
1週間後の4月27日には「ファイナルファンタジーIII」が
発売されたこともあり、セールス的には大ヒットとはならなかったものの
熱狂的なファンを数多く生んだ同作はシリーズ化が決定、
スーパーファミコン、ゲームボーイアドバンス、ゲームキューブ、
Wiiへと受け継がれて現在に至る。


■DS:「ファイアーエムブレム 新・暗黒竜と光の剣」

そして2008年夏、ニンテンドーDSにてリメイクが決定。
今になって18年も昔の元祖をリメイクしたのは、
難易度の上昇とシステムの複雑化により
今や固定ファン以外にはほとんど訴求しなくなった同シリーズを
今一度幅広い層へアピールしたいという気持ちの表れであろう。

仕方ない、私も久々に再挑戦してみるか。
どのみちファミコン版のバックアップは切れているであろうし。

*本記事は、以前goo版で発表したGC版「蒼炎の軌跡」の紹介記事から
 一部引用して作成した。元記事はこちら。

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  タイトル:ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣
    機種:ファミコン
  メーカー:任天堂
   発売日:1990年4月20日
    価格:6,000円
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