第57回京の冬の旅その2-2 3種類の天井を持つ書院(東本願寺・白書院) | レレレの行ってみたらこんなとこ!

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散策で主に史跡、神社仏閣を巡ってます
各地のガイドマップに載っている史跡、山川出版社から出ている歴史散歩シリーズの画像補完計を秘かに計画しています(笑)
ドライブの一助になれば幸いです(^^)
愛書家(読書家とは違います(笑))なもんでたまに本のことも書いてます

前回からの続き(1月9日のこと)です

前回にも書いたように次の場所は白書院です
東本願寺で特別公開されてた、一番どんつきになります

解説
 白書院は、1912(明治44)年の「宗祖親鸞聖人六百五十回御遠忌」に際し、大阪の戸田猶七(なおしち)氏の寄進により再建された。
 白書院の名称は、柱その他の用材が白木であって漆などを塗らずに仕立て上げられていることに由来する。
 建物の北側脇には控間と上段の間が設えており、中央の部屋は格天井(ごうてんじょう)、
控間は小組格天井、一の間は折上小組格天井となっている。一の間は帳台構、違棚などを設えた正式の書院造であり、正式な対面施設であるが、一の間を除き内部の装飾は控えめである。現在は来賓接待等に使用されている。
 なお、一の間の手前に掛けられている「国豊民安(こくぶみんあん)」と書かれた額は「大無量寿経(だいむりょうじゅきょう)」下巻にある言葉であり、閑院宮載仁(かんいんのみやことひと)親王1865〜1945)の筆である。
(原文のまま)

能舞台の反対側

白書院内部も撮影OKでしたラブ
確か内部はこんな感じになっていたと思います
(久しぶりの手書き図🤣)
部屋の名前(呼び名)が違うかもですがf(^^;

控間から見た一の間側

障壁画に描かれてる藤は親鸞聖人が藤原一族の日野家というとこから

こちらが解説にあった閑院宮載仁親王が書かれた額


襖絵なんかも見事ですおねがい

床の間に掛かる「群鶴図」は狩野派のものだそうです

一の間側から見た入り口側


この時にも解説されていて面白いと思ったのは、3種類の天井が一度に見れること!
↑右側が格天井(ごうてんじょう)

こんな風に違う天井が隣り合ってます( *´艸`)

こちらは小組格天井(こぐみごうてんじょう)

そしてこれは一の間の折上小組格天井(おりあげこぐみごうてんじょう)
こういうのを知恩院とかでも見たことありますが、その時こういう天井は高貴な方が入られる天井だと聞いた覚えがあります指差し

上の透かしなんかも見事です爆笑

外から見た庭園


これで東本願寺のことはお仕舞いです

帰りに御影堂門の先にある「お買い物広場」という売店で本を購入しましたウシシ
グラフ真宗本廟 東本願寺(800円税別)
こちらは各建物の紹介(内部含む)で、親鸞聖人・東本願寺の歴史も紹介されています
オールカラー

イラストで知ろう!東本願寺(660円税別)
こちらはほぼイラストなんですが、東本願寺の建物のことが詳細に解説されていますびっくり
表紙だけ見たら、子供向き!?🤔なんて思いがちですが、いやいや建築好きにもなかなか楽しめるものだと思いますので、建築好きの方は一度手にとってみて貰うといいかもしれません👍
なお、渉成園の紹介もあるので、総合的に楽しめる作りになっていると思います😄

入れて貰った袋

本願寺には御朱印が無いのですが、こちらにはスタンプが2種ありましたひらめき

他の場所にもあったかもしれません
何種類かあるようだったので😊

次回でこの日のことは最後になります
では、またぁ〜(* ̄∇ ̄)ノ