1990年よりガロに連載された「ねこぢるうどん」。
猫の姉弟・にゃーことにゃっ太が繰り広げる不条理漫画です。
可愛い顔をしたキャラクターと裏腹に残酷な内容という斬新な作品でした。
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たとえば今回紹介する「西友の巻」。
にゃーことにゃっ太、そしてぶたお。三人(三匹)は西友に行きます。
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屋上の遊園地で遊んだり、みそこんにゃくを食べたり。
帰り、エスカレーターを降りていると、ぶたおが屋上にこんにゃくを忘れたことに気づく。
ぶたおはエスカレーターを駆け上がり屋上に向かうが、乗り出したために天井に首が挟まり……首ちょんぱ。
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何も知らないにゃーことにゃっ太。ぶたおを待ちながら、彼のことを「見てるとなんか嫌な気分ににゃる」「もうあんにゃ奴と遊ばないんだ」。
「あんなブタほっといて帰ろう」。

あぁ、ぶたお君…。

なんて恐ろしいんでしょう。
先日、元ガロ副編集長で現在は青林工芸社のドン手塚能理子さんと、ねこじるさんの原画を見ていた時のこと、「実は大阪の方では不買運動まであったのよ」。
だからガロ系って危険でおもしろい!

そんな危険なマンガを描いてたねこじる先生も1998年31歳で自ら命を絶っちゃいました。
現在は旦那さんでガロ系作家の山野一先生が"ねこぢるy"名義で「ねこぢる」描いてます。