初虚空蔵☆ | 花咲く祈りの寺☆清瀧寺

花咲く祈りの寺☆清瀧寺

山号を雲光山、院号を華蔵院、寺号を清瀧寺といいます。
平安時代、大同2年(807)の創建と伝えられています。
茨城県南部守谷市、鬼怒川のほとりに建ちます。
境内は四季折々様々な花が咲き乱れる、総合霊場が特徴の寺院で『花咲く祈りの寺』です。

おはようございます☆



本日1月13日は、今年初めての『虚空蔵菩薩』の縁日『初虚空蔵』となります。


虚空蔵菩薩は『13』という数字に縁があり、毎月の縁日は13日で、月待ちの十三夜の本尊、十三参りの本尊、十三仏信仰では十三番目・三十三回忌(弔い上げ)の本尊となり、十三づくしの菩薩さまです。


梵語では『アーカーシャ・ガルバ』でアーカーシャは虚空、ガルバは蔵の意味があるので『虚空蔵菩薩』と称し、虚空のように広大無限の知恵と福徳を宝蔵する菩薩さまです。

虚空蔵菩薩・胎蔵界曼荼羅より

ちなみに、宇宙の記憶のことを『アカシック・レコード』といいますが、この『アカシック』は、サンスクリット語『アーカーシャ(虚空)』が由来だそうです。

虚空はそのまま宇宙に繋がるので、虚空に煌めく星とも関係が深く、また明星(金星)を神格化した『明星天子』を虚空蔵菩薩の化身とする説があります。


明星天子は陰が極まる丑の刻から、陽の始まりである寅の刻に現れることから、干支守りで虚空蔵菩薩は丑寅の守護尊とされています。


虚空蔵菩薩は、様々なお姿がありますが曼荼羅では、宝剣と宝珠を乗せた蓮華を持ち、五仏の宝冠が特徴的なお姿で、五仏の智恵をそなえることから『智恵の仏さま』と言われています。


虚空蔵菩薩は、広大無辺な虚空へ災いや厄難を消し去ってくださると伝わりますので、本年の安泰を祈りたいと思います☆