草野心平の「ゆき」の詩。それらを紹介します。

 

まず、オノマトペを重視した詩。さらに各行を「句点(。)」で句切るという特徴があります。

 

「ゆき」には、更にイメージを深化させたバージョンもあります。こちらの「ゆき」については、ブログでも取り上げています。

 

 

 

草野心平は、自分が晩年25年間住んでいた秋津の「雪の朝」を書いています。

その地を「五光」呼びました。ここには、心平が自宅周りをそう名付け、愛した場所。以下のブログに詳しいですよ。

 

 

 

雪の朝

 

ショビショビショビショビ秋津霙。

ショビショビショビショビ秋津霙。

 

   それがいつのまにか。

   ふんふんの雪にかわり。

 

ふんふんふんふんゆきふりつもる。

ふんふんふんふんゆきふりつもる。

ふんふんふんふんゆきふりつもる。

 

   そうして夜になり。

   夜中もふり。

 

   朝。

 

わが五光畑いちめんの雪に。

太陽光はまぶしく。

 

ダイヤモンド微塵ガ。

キンキン光ル。

 

 

秋津駅から新秋津駅に抜ける地元の商店会のこのマークの由来は、草野心平の一連の蛙の詩にあります。

草野さんのカエルの詩と 「お客がカエル」のごろ合わせにもなっているそうです。

探してみましょう。