【西条昇の喜劇コレクション】安藤ロール時代の坂上二郎が出演の日劇ミュージックホール公演パンフ | 西条昇教授の芸能史研究

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エンタメ評論家で江戸川大学マスコミ学科教授の西条昇のエンタメな日々。浅草芸能コレクション、喜劇、ジャニーズ舞台、アイドル、お笑い、昭和レトロ、ブラジリアンダンスのランバダなどなど。

手元にある、昭和36年9月の日劇ミュージックホール公演「寝室に狂った花の咲く夜は」のパンフに、「安藤ロール」の芸名で出演していた坂上二郎の写真を発見。
二郎さんは獅子てんや・瀬戸わんや門下で内藤ロック・安藤ロールという漫才コンビを組んでいたが、コンビ解散後も安藤ロックの芸名のままピンでの活動を続けていた。
のちに二郎さんとコント55号を結成する萩本欽一は昭和35年春に浅草・東洋劇場に入門し、やがて階上の浅草フランス座に配属された時に二郎さんと出会っている。
この日劇ミュージックホールの公演は昭和36年9月だから、もう萩本欽一と出会った後のことか。それとも、その前だったか。
共演のコメディアンはミゼット・タレントの空飛小助、のちに萩本欽一と短期間だが「ギャグ&ギャグ」というコンビを組むことになる大谷淳など。