吹雪「どうしようかな…」
陸奥「あら、吹雪？」
吹雪「あ、陸奥さん…」
陸奥「どうしたの？今日は秘書艦になってから初めての休日でしょ？せっかくの休みなのに、どこかに出掛けたりしないの？」
吹雪「はい。お出かけも考えたんです。でも…」
吹雪「やっぱり、一人で行くんじゃなくて、司令官と一緒じゃないと楽しくないなって…」
陸奥「あらあら…」
吹雪「休日の今日も、出来れば司令官の傍に居たいんです…」
陸奥「じゃ、そうしてみたら？」
吹雪「え…！いいんですか！？」
陸奥「ええ。今日、秘書艦を代行してくれてる長門には私から言っておくから。ただし、提督の仕事の邪魔はしない事。いいわね？」
吹雪「はい！」
長門「成る程。それでどこにも出掛けずに、提督の傍にいる方を選んだと。」
陸奥「ええ、ほんとお熱いわよね。」
吹雪「司令官、お茶をどうぞ。このケーキも吹雪が作りました。」
ダン提督「え…吹雪が作ったのか？」
吹雪「はい。休日で時間はたっぷりあったので、間宮さんに教わりながら作りました。」
ダン提督「ありがとう。では、頂くよ。」
吹雪「はい、どうぞ♪」
長門『外で遊ぶ事より、好きな人の傍にいる方を選ぶか。まるで主人の事が大好きな猫のよう…
いや、提督と吹雪は「夫婦」だから、その例えは少し違うか。』