マイフェバリット・フレットレスプレイヤー

ピノ様、ミックさま、とご紹介させていただきましたが



もう一人。


トニー様。

$I Love Bass



ええ、以前にも "The Firm" 関連で一度描いたんですが。。。

「蝦夷守的快演怪演2」


世に知られるフレットレスの達人、って

たいがい、JAZZ~FUSION~FUNK~プログレといった文脈の中にいて。



HR/HM の世界にはあんまりいないんですよね~
(マルコメンドーサとか諸田コウ様みたいな方は希少)



で、割とそのパイオニア的な存在が
トニー様じゃないかと。

"The Firm" はどっちかつーとポップロックと云うか
そこまでへヴィじゃないけど


この、ブルーマーダーでのトニー様は圧巻!


RIOT / Blue Murder



いつ聴いてもトリハダものです。

もう、このイントロのベースでもうやられます。
ジャケットまんまのイメージ。

深夜の大海原、月明かりに光る水面。
蒼い海の底に、深海魚がウネウネ。
サイクス船長率いる海賊ブルーマーダー三人衆が参上!
みたいなね。





ベースに焦点をあてるならば


「ロック」の系譜にいながら
このトニー様。

パーシージョーンズ~ミックカーン的な手法、音色でなく

意外とジャコ的なアプローチだ、ってあたりが
「ほう!」なのです。



機材(てかサオ)は
クレイマー、のちにPJレイアウトのプレべ、を使ってるんですが

基本のトーンは、リアPUでブリブリ指弾き。
(ピックもよく使う)

粒立ちがしっかりしてて、ハイのコリコリした感じが
グルーヴを強調して。



ハードロックにおける
フレットレスベースの在り方、を提示した偉人の一人だと思います。



あくまでバンドではベーシックなプレイ
ときおり気のきいたオブリという感じで

わりとバイプレーヤー的に語られがちですが

"the Firm" や "Blue Murder" のライブのブートレッグを聴くと
彼のソロコーナーが設けてあって
超絶技巧のド派手なプレイを聞かせてくれます。


爆発ヘアー&裸足、の頃のヴィデオから



ジャコ系列のしかもハードロックプレイヤー、ってこと
よくわかりますね~


それにしても、カーマイン大先生とのコンビはすげー!


個人的にはティム&カーマインより好きかも・・・



ついでに言うと
カーマインアピス大先生の「ギターゼウス」シリーズは
トニー様が全編ベースで
ブリブリウネウネのステキ過ぎる仕事してます~



そんなわけで


僕は



ハードロックにおける、フレットレスベースの在り方

という点に於いて



実は相当トニー様に感化されちゃってます。
うふ
(*゚ー゚*)
リアPU、ピッキングもブリッジぎりぎり。みたいな。


幻怪☆スプラッシュの一枚目のアルバムでは
基本トニー様系。
で、ときおり、ミック様系。

そんな感じで弾いております。
(多分)




しかし、フレットレスのリアPUトーンは
レスポールとの相性の方がよくて。

ストラト相手に、よりモダンな、へヴィ感を出すには。。。



と、二枚目「花鳥風月」では
思い切って、いろいろ変えました(^-^)/




とはいっても、所詮ベース。

違いわかる人はほとんどいないだろな~~(汗
(;´Д`)