沖縄紅茶の旅①
「山城茶園」
今回の沖縄の旅で茶畑にいきたいなぁと思いつつも、
あまり下調べをしないで、(いつもですが)
沖縄に着いてから色々決めました。
着いてすぐに電話をしたのが、山城茶園。
なんと紅茶作り体験ができるとのこと。
次の日、すぐに行ってきました。
朝は曇りだったのに、天気は快晴!
萎凋の行程は飛ばし、
完成した茶葉は、ほんの少しだけど飲むのが楽しみです。
紅茶作り体験のあとは、ティータイム。
山城紅茶は、おじい様の代から80年続く緑茶農家でした。
お父様から沖縄は紅茶作りに適していると昔から言われていた言葉を胸に、
三代目の山城直人さんは、勉強を重ねて、
2003年に緑茶から紅茶作りに完全にシフトしたそう。
昔からこだわっているのが無農薬・有機栽培で、
すべて手摘み。
そして、なんとオール電化!
電気の紅茶の機械は、どこを探しても売っていなかったので、
機械をいじるのが好きな三代目の山城さんは、なんと自分で電気で動く機械を作ったそう。
すごい!!
そして、茶畑の隣では牛を飼っており、
茎や軸を牛に食べさせて、
牛糞を茶畑の堆肥として使う。
まさに循環農業!
環境に配慮し、今は太陽発電に移行中なんだそう。
それから、
摘んだ茶葉を工場まで車で運ぶ(=排気ガス)に違和感があったそうで、
輸送も馬車を使うことを考えているのだとか?
馬車も作るしかないかな~?と笑う山城さんでした。
研究熱心で加工のやり方を1000通り以上試したんだそう。
一人でスリランカに紅茶の旅に出かけたお話もとっても面白かったです。
私も常々レッスンでお伝えしています。
どんなものでも、
どんな淹れ方をしたとしても、
飲んだ人が美味しければいい。
山城さんも同じことを話してくれました。
そして、山城さんが、
美味しい紅茶の淹れ方ではなく、
『楽しい紅茶の淹れ方』にしたらいいんだよ
と。
目から鱗~。シンプルですごくいい!!
高いところから注ぐのも、
ジャンピングを見るのも、
一番は、楽しいからやっている私です。
今後は、楽しい紅茶の淹れ方にタイトルを変えようかな♪
いろんなお話ありがとうございました。
(茶摘みの時期で、茶葉が完売状態で残念でした。)