綿弓とは・・・・・

 

弓形の棒に、牛、鯨の腸の筋の弦を張った道具。

木綿を綿操車にかけ、核を取った綿を弦ではじき打って柔らかくします。

 

弦で打つ音が、琵琶を弾く音色に例えられました。

 

 

松尾芭蕉ゆかりの地です。

 

 

 

■綿弓塚[わたゆみづか]

1809年(文化6年)西嶋紅園、脇屋愚口により建碑。

芭蕉歿後115年を経ての記念。

 

1684年(貞享元年)松尾芭蕉(1644-94)は竹内の興善庵に数日滞在。

 

門人、苗村千里(1648-1716)旧里である竹内に初めての訪問でした。

のちに「野ざらし紀行」に記されます。

 

この地は旧興善庵境内にあたります。

 


綿弓や 琵琶に慰む 竹の奥

 

の他、多数の句を残しました。

 

 

 

■苗村千里句碑

深川や 芭蕉を富士に 預け行く

 

綿弓広場とも呼ばれる庭園に囲まれています。

 

 

 

 

 

 

 

 

■綿弓塚休憩所

1992年(平成4年)築約100年の建物をトイレ、休憩所として改造。

造り酒屋「高松酒造」は芭蕉の生前より操業されていたとされますが、後に廃業します。

その後100年以上民家として使用されていた建物です。

 

綿弓塚保存顕彰会により管理され、松尾芭蕉、司馬遼太郎などの資料を展示。

 

 

 

 

 

 

 

 

■竹内街道

613年(推古天皇21年)大道敷設。

竹内街道及び横大路を官道として整備。