概要
保安業務員とは、一般消費者用LPガスの供給設備や消費設備の点検、調査業務などを行うための資格です。 「液化石油ガス法」施行規則第36条第2項に基づく講習と検定を実施します。今回は高圧ガス保安協会神奈川県にお世話になりました。
受講費用:15,100円(税込)

受講対象:保安機関において、一般消費者等用のLPガス供給設備や消費設備の点検・調査業務等を行いたい方
講習時間:2日間 13時間の講義

開催地等:年3回開催(全国47ヶ所で開催予定)

※「製造保安責任者免状」、「液化石油ガス設備士免状」、「販売主任者免状」、「業務主任者の代理者」の交付を受けている方は受講する必要はありません。

 

場所はみなとみらい線 馬車道駅より徒歩2分 中小企業共済会館でした。受講者は50人ほど。

カリキュラム

□学科 13時間/2日間

1日目

・法令 <9:15~14:00>

・LPガスの基礎知識 <14:00~17:00>
2日目

・供給設備、消費設備の知識と調査の方法など <9:15~16:00>
・検定試験 <16:00~17:00>

 

LPガス保安業務員とは、一般消費者用LPガスの供給設備や消費設備の点検、調査業務などを行うための資格です。 2日間の講習と検定試験があり、講習は年に3回実施されます。主にプロパンガスの配送やガスの検針員、ガス工事関係の仕事をしてる人が挑戦する資格です。受験資格として学歴は特にありませんが、この講習修了者が保安業務を行うためには、実務経験6月以上が必要となります。講習終了後に1時間の検定試験があり、5択のマークシート方式「15問中9問以上を正解(60点が合格ライン)」すれば合格です。ガス関係の資格の中ではわりと入門編的な資格になると思いますが、合格率は80%程度と侮れません。

 

「保安業務員講習テキスト」1,880 円 「液化石油ガス法規集 」 3,670 円 「保安業務員検定問題集」510 円 梱包送料900 円【合計】6,600円

感想

家庭で使用するガスでよく耳にするのがLPガスと都市ガスです。LPガスがプロパンやブタンが主成分の液化石油ガスである一方、都市ガスはメタンを主成分とした液化天然ガスです。LPガス、プロパンガスと呼称が分かれているため誤解されがちですが、2つとも液化石油ガスを指す言葉です。LPガスの仕事に必要な資格として代表的なのが、LPガスをガス事業所から導入して、ガスボンベに詰めて消費者に届ける『第二種販売主任者』。LPガスを供給元からローリーなどで運んでくる『高圧ガス移動監視者』。ボンベやガスの機器、配管など設置工事を行う『液化石油ガス設備士』。そして、定期的にガス設備に劣化がないかなどを点検し、報告する義務が『保安業務員』です。LPガスは燃焼時にすすや灰を出さず、燃焼後も有害物質をほぼ出さないため、環境にやさしい優れたクリーンエネルギーとして今後も期待されています。あなたも保安業務員を取得して、環境と安全を守るLPガス業界で活躍を目指してみてはいかがでしょうか。