普段、コンタクトレンズをつけています。

 

高校の時にコンタクトデビューをしてもう23年が経ちましたが

 

それまでの小学校4年生から中学卒業までメガネをかけていました。しかも相当視力は悪く、中学の頃には0.02になっていました。視力検査の一番上のCが見えないのです。なので測り方は

 

 

 

こう言うボードを検査する人が手に持って近ずいてくるのです。そしてそれを背中の後ろに隠しCの空いてる方向を変えまた近ずいてくる。その距離で測られるのです。この原始的な測定がなんだかバカバカしくて屈辱的でした。ちゃんとした視力を測定しなければいけないのに、ズルをしてでも正解して近ずいてくるのを阻止しようとも思いました。

 

これほど目が悪いと、メガネのレンズはとても分厚く目が小ちゃくなるのです。

 

(レンズを薄くできる技術あるでしょとか言われますが、もちろん一番高い加工をしている今でも全然分厚くて目がちっちゃくなります。)

 

当時、このメガネでいることが嫌で嫌で仕方ありませんでした。(今は少し違うと思いますが)僕的には当時メガネはイケテナイ象徴でした。オシャレも恋愛もこのメガネのせいで台無しになっていると思っていました。今思えばメガネのせいにしているだけで、僕自身の問題だったのかもしれません。それでも、メガネはコンプレックスでした。だから、中学3年の時にコンタクトにしたいと切望していました。しかし、できませんでした。金銭的にとかそういうことは当時はあまり考えていませんでしたから、問題は勇気がなかったのです。

 

というのは、メガネをかけているかっこ悪さを払拭したいけれど、急にメガネを外しコンタクトをつけて学校に行ったなら、同級生から「あいつ、急にコンタクトにしてきて、もしかしてメガネ外したらかっこ悪くなくなると思ってんの、カッコつけやがって!」と思われるんじゃないかと怯えていたからなのです。

 

「かっこ悪い」ことよりも「カッコつけている」と思われるのが怖くて仕方なかったのです。そして、その通りな後ろめたさがありました。

 

今思えば誰もそんなことは思わなかったでしょう。ただただ自意識ってやつが過剰だったのです。好きな娘をバラされるみたいに嫌で嫌で仕方ありませんでした。

 

今となればただそれだけのことが、その時は全てだったのです。

 

その時に培われた性格が今の僕にも大きく影響しているので、それはそれで良い経験だと今は言えるようになったので良かったです。

 

そして、今では進んでカッコつけることが出来るようになり、カッコつけることは、いつか本当に格好良くなるためのストレッチだと思うくらいになりました。

そんな、僕でも避けていたものがあります。それは、サングラス。

 

街でサングラスをかけている人を見ても「おしゃれだな」としか思わないのに、自分がするとなると、また自意識過剰が顔を出し「あいつ、芸能人気取りかよ」「カッコつけやがって」と思われるんじゃないかと考えてしまうのです。

 

これまで、何度かサングラスを買ったことや海外旅行でつけたことはあるのですが、街でつけるのは恥ずかしくてかけられませんでした。

 

しかし、それも今日で卒業します。今日、ルミネの合間に先輩芸人のアキナさんの山名さんとサングラスを買いました。「似合うやん。ええやん。」と言ってくれたあの言葉を信じ僕はこの夏サングラスデビューを果たします。もし、嫌なことを言われても僕には山名さんがついているから。

 

長くなりましたが、今日、サングラスを買ったよという話でした。