「監獄のお姫さま」第1話~誘拐 | 日々のダダ漏れ

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日々想ったこと、感じたこと。日々、見たもの、聞いたもの、食べたものetc 日々のいろんな気持ちや体験を、ありあまる好奇心の赴くままに、自由に、ゆる~く、感じたままに、好き勝手に書いていこうかと思っています♪

「監獄のお姫さま」

 

 

 

●相関図

 

**********

 

第1話~誘拐

最強美女軍団VSイケメン社長!?

因縁の対決が始まる

 

 

吾郎) 失いたくないもの、家族。

 信頼できる部下、慈悲の心。

 それ以外は執着しません。

 マンションも車も、お金も女性も。

 社長という今の地位も。

 だってもともとなかったものだから。

 なくしたら、むしろラッキーだと思うね。

 だってもう一度手に入れる喜びを

 味わえるんだ。それって素敵な事

 だと思わないか? 

 ああごめん。話それたね。

 あっ、質問はなんだっけ?

ふたば) 「好きなおせち料理は

 なんですか?」

吾郎) なます。

ふたば) CM前に田中さんが

 振りますのでお答え下さい。

吾郎) おせち特集か。

ふたば) 午後は3時から有馬記念、

 5時半から横浜でイベント。マスコミの

 カメラ入って囲み取材があります。

吾郎) そうだ。え~「海洋戦隊シンカイ

 ジャー」の目覚まし時計、これ、夜まで

 に買っといてくれる?

ふたば) プレゼントですね。

 

**********

 

千夏) 馬場カヨ。私たちならやれる。

 5年もかけて計画したのよ。

カヨ) 冷静に、冷静に。

 

**********

 

洋子) 間違えて関係ない子

 さらった時の事、ノートに…。

カヨ) 書いてません。想定外。

洋子) 使えねえな~馬場カヨ。

カヨ) 本名やめてくださいよ。

 何で私だけ? しかもフルネーム。

明美) 呼びやすいんだもん。

カヨ) つけてくださいよ、私にも。

 「女優」とか、「姉御」みたいな、いい

 感じのヤツ。じゃないと素性バレる。

洋子) じゃあ、「更年期」。

カヨ) 私だけ? それみんなそうでしょ?

明美) 「キャリアウーマン」。

洋子) 「インテリメスゴリラ」。

明美) 「欲望のかたまり」。

カヨ) 何か長くないですか?

洋子) 「かたまり」。

カヨ) 「欲望」じゃない? せめて。

 「かたまり」って何か返事しづらい。

明美) じゃあ、何て呼んでほしいのよ?

カヨ) まあ、あれですよね~もっと

 シャープな感じの、さそり、的な。

洋子) 「タランチェラ」。

明美) 「ムカデ」「ゴキブリ」

 「越前ガニ~」。

カヨ) 馬場カヨでいいです。

明美) 何か久しぶり、こういう感じ。

洋子) あれは? 「冷静に」。

カヨ) 何ですか? それ。

洋子) 馬場カヨの口癖よ。

明美) 確かに言ってる。

 「冷静に、冷静に」って。

カヨ) 言ってない、言ってないもん。

洋子) 言ってるよ。

 全然冷静じゃないくせに。

明美) 「LINEのID変えなさいよ、

 「冷静に」って。

 

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カヨ) はい。

勇介) 何これ?

カヨ) フフッ。開けてみて。

勇介) どうして知ってるの?

 サンタさんしか知らないはずなのに。

カヨ) さあどうしてかな~。

勇介) 分かった。おばさん達の中に、

 サンタの奥さんがいるんだ。

洋子) ハハハ。

勇介) そうだそうだ。どのおばさん?

 このおばさんだ。はじめまして。

明美) はじめましてじゃないのよ。

 前に会ったことあるの…。

千夏) 姐御。

勇介) 嬉しいな。ありがとう。

 でもこれじゃないんだ。

カヨ) えっ?

勇介) これ、「シンカリオン」でしょ?

 「シンカリオン」の腕時計はね、

 持ってる。

洋子) (舌打ち) 冷静に~。

カヨ) あ~れ~どうしてかな?

 あれっ、勇介くんが欲しかったのは、

 シンカ…うんっ? 

 シン…えっと、何だっけ?

勇介) それは言えないよ。

 サンタさんとかぶっちゃうもの。

 そしたらサンタさん悲しむもの。

千夏) 優しい子ね、勇介は。でもね、

 買ってあげるのよ、おばさんが。

勇介) やだやだ。

 サンタさんに買ってもらうの。

 サンタさんが来るの。

 だからおうちに帰してよ。

 帰りたいよ~。(泣)

洋子) 泣かないでよ~勇介~。

勇介) うるせえババア。

洋子) バ、バ…。私、女優…。

勇介) 俺、こいつ嫌い。

 力つええし、ブスだし、

 生理的に、無理。

洋子) はっ…ああ…。

カヨ) 冷静に、冷静に。

 

**********

 

千夏) して欲しいの? ハグ。

 ヨゴレ社長のヨゴレハグ。

カヨ) 違います、ケーキを。

千夏) ケーキなんかどこでも買える。

 何でわざわざ。

カヨ) 何か…

 ついでに何か言ってやりたくて。

千夏) 何を?

カヨ) 今頃姫は寒い寒い部屋で冷たい

 唐揚げとボッソボソのケーキでみじめ

 なクリスマスを迎えてるんだよって。

千夏) バカ、

 そんな事言ったら全部台なし。

カヨ) 言えませんでした。

 あの人泣いてるんだん

千夏) えっ?

カヨ) かわいい息子誘拐されて、それ隠

 して寒空の下で、おばさんとハグして。

 「何やってんだろう、俺。何でこうなった

 んだろう」。情けなくて、自分を呪って、

 泣いてるんですよ、きっと。

千夏) 泣くわけないじゃん。ていうか悲し

 くなくても平気で涙ぐらい流せる男だよ、

 あいつは。姫を助けるんじゃなかった

 の? ここでやめたら姫は、来年も再来

 年もその次も、ボッソボソのケーキと冷

 たい唐揚げ、オルゴールの山下達郎。

 それだけを楽しみに1年間やり過ごす

 んだよ。それでいいの?

カヨ) よくない!

千夏) だったら、この期に及んで

 ワチャワチャしないで。持ち場に

 つきなさい。冷静に。作戦延長。

カヨ) はい。

 

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公太郎) 老けたね。

カヨ) 何よ、いきなり。

公太郎) お世辞言っても

 仕方ないから。何?

カヨ) 友達できたんだね。いじめ

 られてるとか言ってたから。

公太郎) そういうの、もう終わった。

 だからほっといてもらえると助かる。

カヨ) ごめんね。

 これ、クリスマスだから。

公太郎) そういうのが一番困るんだよ。

カヨ) フフッ、困らせたいのよ。

公太郎) ワザとかよ。

カヨ) フフフフ…。

公太郎) 勘弁してよ。ほら、こないだも。

 えっと、何だっけ。

カヨ) ローストビーフ。

公太郎) ローストビーフ。

カヨ) フフフ。

公太郎) あれだって一人で一本食べた

 んだぜ。家にも持って帰れないからさ。

 気使うんだよ、これでも。

カヨ) へへへ。

公太郎) 面白くないから。

カヨ) ねえ、写真撮ってもいい?

公太郎) いいけど。

 えっ、一緒じゃなくていいの?

カヨ) いいの。はい笑って~は~い。

公太郎) 変なの。

カヨ) 妹かわいい?

公太郎) うん。まだ2歳だから。

カヨ) ふ~ん、そっか。

 会ってみたいなあ。

公太郎) いや、それは無理っしょ。

カヨ) ありがとう、公ちゃん。元気でね。

 お母さんね、またしばらく、

 会えなくなるかもしれないの。

公太郎) えっ?

カヨ) エヘッ。今度は、

 もっと長くなるかもしれないの。

公太郎) おいおい、やめてよ、

 変なこと言うの。

カヨ) ごめん。元気でね。ごめんね。

公太郎) 母さん。俺も大人になったから。

 母さんだけが悪いわけじゃないって、

 知ってるから。父さんも良くないって。

 まあ、だからって、母さんとは一緒に

 暮らせないけど。別にもう…

 怒ってないからね。

 

**********

 

吾郎) 変わった経歴だったね、確か。

ふたば) 元刑務官です。

吾郎) そうだそうだ、剣道二段。

 何で、辞めたの?
ふたば) 何かむなしくなって。
吾郎) むなしい?
ふたば) 図々しいんですよ。犯罪者って。
 時間、巻き戻せると思ってるんです刑務

 所のことタイムマシンか何かだと思って

 るんです。出てきたら犯した罪までチャ

 ラになると思ってるんです。だから二度

 三度同じ罪を犯すんです。
吾郎) 僕はチャラにしてもいいかな。
 息子さえ戻って来てくれるなら。
ふたば) やっぱり返して下さい、

 おにぎり。元には戻れないんです。 

吾郎) どこまで知ってるんだ?

ふたば) はい?

吾郎) 構えるな。君は頭がいい。

 使える女は丁重に扱う。僕に関する

 よからぬ噂、耳に入ってるんだろ?

ふたば) いえ、まだ。

吾郎) まだ?

ふたば) まだっていうのは、こちらに

 お世話になってまだ数か月ほどです

 ので。えっ? 例えばどんな?

吾郎) 私に言わせるのか?

ふたば) 汚い手を使って会社を乗っ取

 ったとか、旧体制派の古参社員を容赦

 なく切り捨てたとか。そういうたぐいの

 噂でしたら先ほど。

吾郎) 誰だ。弁護士か?

 そういう仕事を頼みたい。君に。

 分かるか? 私の足を引っ張る人間

 がいたら速やかに報告してくれ。

 特別報酬を支払う。


**********

吾郎) あっ、素敵なネイルですね。

明美) 友達にやってもらったんです。

 監獄の、お姫さま。

吾郎) 監獄の?

明美) どうかした?

 

**********

 

ふたば) 結束!

4人) はい!

ふたば) やめ! 点検! 24番!

明美) はい!

ふたば) 31番!

洋子) はい!

ふたば) 18番!

千夏) はい!

ふたば) 69番!

カヨ) はい!

ふたば) よし!

吾郎) うう…古井君、君は…。

ふたば) しゃべるな、クズ。

 

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勇介) サンタさん?

 サンタさんだ。サンタさんだ。

 えっ、パパ?

 パパ、サンタだったの?

 わあ、プレゼントありがとう。

 さすがサンタ。

 僕が欲しいもの分かってるね。

 

**********

 

吾郎) 何者なんだ? お前ら。

 何で俺をこんな目に遭わせる?

 おい、答えろ!

カヨ) 板橋吾郎さん。姫のことに

 ついて、聞きたいことがあります。

吾郎) 姫?

 

**********

 

(ネット映像)

勇介) われわれは、6ねんまえに

 おこった、ばくしょうヨーグルト

 ひめじけんの、さいばんのやり

 なおしをようきゅうします。

  

**********

 

カヨ) ヨーグルト姫事件の真犯人は、

 あなたですね。

 

**********

 

初回からかなり攻めてくるね、クドカンは。

初回のネットの評判は、わけがわからない

という声が多かったけれど、確かに初回は

分かりづらい、っていうか、1回じゃ無理!

(正直、私も初見ではよく分からなかった)

 

もともと、伏線を張りまくった脚本が得意な

作家さんなので、ファンは当然繰り返し見

るし見たくなる作りになっているんだよね。

好き嫌いはもちろん、ドラマを読み取るス

キルも含めて、視聴者を選ぶドラマかも。

まあ、最近のあまりにも視聴者をバカにし

きった分かりやすすぎるドラマにうんざりし

ているところなので、個人的には大歓迎♪

 

リピートされる画面で、間違い探しならぬ、

正解探し、答え合わせがされていく感じ。
なるほど、この時、ここで、馬場カヨかと。

2度目の視聴では、霧が晴れるように見

えてくるから不思議~。ながら見してたら

分からなくなっちゃうドラマかも。それが

いいか悪いかは、これまた視聴者を選ぶ

ドラマになるということだけど…私はOK。

 

坂井真紀の自称女優ぶりが面白かった。

キョンキョンと息子のシーンにホロリとき

たし、満島ひかりの凛々しさに萌えた~。

 

これから監獄での出会いに遡っていくの

だと思うけれど…彼女たちはいかにして

誘拐の決行の日に至るのか、興味深々。

いずれ初回の場面に戻った時に、どれ

ほど彼女たちが愛おしく思えているだろ

うかと想像するだけで楽しい。ワクワク。

これから、じっくりと、クドカンワールドを

堪能させてもらえると、今から楽しみ~。

 

 

●「監獄のお姫さま」HP

 

第1話~誘拐

第2話~収監

第3話~新人

第4話~秘密

第5話~母性

第6話~奇跡

第7話~告白

第8話~葛藤

第9話~娑婆

第10話~更生

 

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