『角川武蔵野ミュージアム』内の有料施設を初体験してきました。

 

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今回は、1F『マンガ・ラノベ図書館』『源義庭園』、4F『本棚劇場』『EDIT TOWN‐ブックストリート』『荒俣ワンダー秘宝館』『EDIT&ARTギャラリー』を利用できるスタンダードチケット(当日券、¥1,400)を購入しました。

 

 

開館時間(11:00)を待って入館して、真っ先にエレベーターで4Fへ向かいました。

 

もちろん、目指すのは『本棚劇場』

 

 

・・・へと行く前に、エレベーターの扉が開くと目の前には『Edit Town-ブックストリート』が展開されています。

 

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ここには、隈研吾氏のデザインによる「違い棚」に約25.000冊の本が配架されています。

 

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コンセプトは、『新しい本と出会い、新しい連想が生まれる”本の街”』

 

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角川武蔵野ミュージアムの館長でもある松尾正剛氏が監修した”世界を読み解くための9つの文脈”に分類されています。

 

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本以外の小道具が冒険心や・・・

 

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好奇心をくすぐります。

 

 

この垂れ幕の布の先に・・・

 

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お待ちかね?の『本棚劇場』があります。

 

 

ジャ、

 

ジャ、

 

ジャ~ンキラキラ

 

 

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これまで、写真やTVなどの映像では見た事がありましたが、実際に目の前で観るのは初めてですびっくり

 

想像していたよりも、迫りくるような本棚に圧倒されます。

 

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それもそのはず、本棚は約8mもの高さがあります。

 

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その棚には、KADOKAWAの出版物をはじめ、角川源義、山本健吉、竹内理三、外間守善の個人文庫など合わせて約20,000冊の本が配架されています。

 

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『本棚劇場』では、約20分ごとに本棚をスクリーンに見立てて、プロジェクションマッピングが上映されますキラキラ

 

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マッピングが映し出されると、「おお~!」という歓声が上がっていました。

 

 

本棚のある空間から屋根裏のような5Fへと昇れる階段があります。

 

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荒俣宏氏が蒐集した蔵書から、自ら厳選した約3,000冊が並んでいます。

 

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その中には、日本ではここにしかない貴重な本も並んでいるそうです。

 

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開館すぐは、ほぼ貸し切りでしたが・・・

 

あっという間に、多くの方で賑わっていました。

 

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そのほとんどが海外からの観光客のようでした(韓国語や中華圏の言葉が飛び交っていました)

 

 

 

『本棚劇場』を見ると、どうしても駒込にある東洋文庫の『モリソン書庫』と比べてしまいます。

 

2018年5月に投稿した『東洋文庫・モリソン書庫』の記事、貼り付けておきます下矢印

 

 

 

『本棚劇場』は、日本一美しい本棚といわれる『モリソン書庫』のような歴史と重厚さはありませんが、衰退を続ける出版業界の中で、今の出版界をリードするひとつであるKADOKAWAの迫力と勢いを感じました。
 
どんな形であれ、(電子でなく)触れたり眺めたり本を身近に感じることができる機会が増えることは嬉しい限りですニコニコ

 

 

 

・・・『角川武蔵野ミュージアム』、続きます。

 

 

 

2023.6.22.
 
 
 

東京・武蔵野ほっこり町あるき

大野義昭