光の春とトラッシュキャン・シナトラズ。 | 小川倫生オフィシャルブログ

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ギタリスト、小川倫生の音楽日誌。

何年かに一度、突如聴きたくなるサイクルが回ってくるトラッシュキャン・シナトラズ。

春の陽気に誘われれて昔よく聴いていたCDをいろいろと引っ張り出してきた。

季節の変わり目の空気の匂いってなぜかふっと思い出が湧き上がってきたり不思議だ。

 

 

トラキャン(昔からこう略して呼んでた)のサードアルバム「a happy pocket」が春の気分にピッタリ!

ファーストの「CAKE」がよく名盤といわれるけど、このサードは好きな曲がいっぱい入っていてよく聴いた。

 

 

90年代からずっと好きで聴いてるんだけど、今も相変わらずマイペースな活動で忘れたころにアルバムを出したりするところがまた彼ららしくていいんだよな。

庭の片隅に咲くスミレのような存在かな。

綺麗に咲き誇ってたと思ったら、いつの間にかふっと消えてしまって忘れてたらまた別の場所でひっそりと咲いてるのに気づくような感じ。

例えばオアシスのような超メジャーなバンドとはまさに真逆の立ち位置。

なんというか...すごいバンドじゃないけど、いないと寂しいバンド、とでもいいましょうか。

 

トラキャンの好きなところはって訊かれると「キラキラ粒子に乗ってどこか知らないところへ運ばれていく感覚」かな。

 

 

このアルバムに入ってる「the genius I was」、本当に曲とサウンドが相俟っててトラキャン節炸裂してていいね!

でも、やっているのはスコットランドの地味なオジサンたち(笑)なので、これからもブレイクはしそうにないけど、これから先も何年かに一度聴きたくなるバンドでいてほしい。

 

 

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