今日、妻が 晴れて産後ケア施設から退院した。



妻を迎え入れる体制を、昨日の夜、仕事から帰ってきて入念に行った。



何もないベビーベッドに小さなマットレスを敷き寝床をつくり



家中を掃除してクイックルワイパーをかけ



ベビーベッドに沿う壁は、ハイターを薄めた水に濡らした雑巾で拭き



少しやり過ぎくらいだろ!と自分に突っ込むくらいあちらこちらを完璧に掃除した。



準備を整え、気がつけば夜中の3時。



ベビーベッドは妻のアナウンサーの先輩である、生野アナからのお下がり。



空っぽのここに布団を敷く作業で、感慨深いものがあった。



僕の記憶が逆再生される。



ケア施設で少し前に会った息子の顔から



出産の瞬間



その前の妻の不安そうな顔



マタニティフォトを撮った時。この時でさえまだちゃんと産まれてくるか不安だった。



『二度目』の妊娠がわかった時。



一度目で流れてしまった時



一度目の妊娠がわかった時



結婚した時



付き合った時



番組で出会い、連絡先を交換した時



小栗旬さんのモノマネをしていなければ


フジテレビの番組のオーディションを受けなければ


痛い奴だと思われても良いからと、デートに誘っていなければ



今のこの幸せはなかったんだなぁと、

しみじみ思いながら


ここに来る妻と息子の顔を想像した。



『たられば』は、失敗した時に思うんじゃなくて



幸せをつかんだ時に思うものだなぁと感じた。

そして自分自身の人生をとても肯定出来た。

と同時に、感謝の気持ちが溢れる方々の顔も思い浮かべた。




そしてまた、新しい自分の人生が始まる。




これが第何章かはわからないが、



小幡和貴としての新たなスタートを切る。



息子を含めた【小幡家】としては、第一章のスタートだ。




皆さん、引き続きよろしくお願いしまーーーきのっ