硬い鱗 | 沼津港深海水族館・シーラカンスミュージアム公式ブログ

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このページでは、沼津港深海水族館の飼育員が水族館で会える生物たちの飼育状況や、日々のちょっとした発見などを随時お届けしていきます。
随時更新していきますので、是非ご覧ください。

みなさん、こんにちは!

てらこです。

 

突然ですがみなさん、

当館で生きる化石と呼ばれている

「シーラカンス」が

「コズミン鱗」という

硬い鱗を持っていることは

ご存じでしょうか?

 

シーラカンスは背骨を持たず、

背骨の位置には

「脊柱」と呼ばれる軟らかい筒状のものが

一本通っています。

 

 

この柔らかい脊柱では、

大きな体を支えられないと

考えられています。

 

 

そこで重要になるのが、

「コズミン鱗」です。

シーラカンスは

この非常に硬い鱗で

全身を覆うことで、

外側から体を支えているのではないかと

考えられているんです。

 

なんだかこの硬い鱗を見ていると

古代生物っぽい感じで、

「生きる化石」という呼ばれ方が

しっくりきますよね~にっこり

 

 

そして話は変わってしまいますが、

今バックヤードにある水槽に

「マツカサウオ」がいるのですが、

このマツカサウオも硬い鱗を持っています。

個人的にですが、

硬い鱗で覆われている生き物は、

フォルムがかっこいいなと思ってしまいますキラキラ

 

このマツカサウオは、

鱗が硬いという特徴以外にも、

顎の下に発光器を持つという

特徴も持っています。

この発光器は一説によると、

チョウチンアンコウと同じく

獲物をおびき寄せるために

使われているのではないかと言われています。

 

そんなマツカサウオですが、

展示デビューに向けて

今は準備中です!

 

シーラカンスについては、

剥製と冷凍の標本を

常時展示を行っていますので、

ぜひ見に来てください!気づき

 

てらこ