クイーンズ駅伝2020の感想【前編】~今日は鰹節の日 | 過労士★ランニングクラブ熊本

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1日の平均残業時間が5時間を超える「一級過労士」によるランニング記録。
駅伝・マラソンを始めとした陸上競技に関する話題の他、
読売巨人軍や大相撲など各種スポーツに関する話題も更新していきます。

本日は早朝4時に出勤して、夕方6時に終業で残業は5時間。



日曜日に開催された全日本実業団対抗女子駅伝、通称クイーンズ駅伝は、

前回王者の日本郵政グループ2時間13分34秒の大会新記録で2年連続3回目の優勝を飾りました。



4区終了時点でトップを走る積水化学と55秒差の2位と大量リードを許していましたが、

5区を任された東京五輪マラソン代表の鈴木亜由子選手が故障明けの不安を払しょくする見事な走りで大逆転、

逆に2位・積水化学に30秒近い差をつけて優勝を決定づけました。


鈴木選手は4年前の都道府県対抗駅伝のアンカー区間でも1分37秒差を大逆転するなど大差をひっくり返した経験がありますので、

今回の55秒差も鈴木選手にとってはむしろうってつけだったのかもしれません。



ただ、今の自分の状態以上の力を出し切った感がありますので、その反動で再び脚に異常をきたさないか、

来週には日本選手権の1万mを控えているのでありますが、少し心配する部分ではあります。


日本郵政グループは2区や4区といった距離の短いつなぎの区間ではともに2ケタ順位であったのですが、

その他の4区間で区間賞3つ、区間2位1つという盤石の勝利でありました。

特に2年連続の1区区間賞で主導権を奪った廣中璃梨佳選手の走りは圧巻で、

肩回りを中心に上半身の筋肉がかなり強化された感じで、さらに馬力が増した感があります。



来週の日本選手権5千mでの田中希実選手との対決がますます楽しみになってくるものです。


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予選会のプリンセス駅伝を圧勝して、今回も優勝候補に推す声も多かった積水化学は惜しくも2位に敗れたものの、

新加入した卜部蘭選手、新谷仁美選手が2区・3区で連続区間賞を獲って独走態勢を築くなど前評判通りの強さを発揮してくれました。



ただ、1区3位の佐藤早也伽選手を含めて前半区間に強い選手を固めすぎた印象で、

結果論ではありますが、もしも5区に新谷選手を配置して、

新谷選手が後ろから鈴木選手を追いかける形になれば展開も随分と変わったものになったかなという気もいたします。


それにしても3区区間新の新谷選手の走りもこれまた圧巻でありました。

10km通過は1万mの日本記録(30分48秒89)を大きく上回る30分30秒前後で、

こちらも来週の日本選手権1万mを期待せずにはいられませんし、

かねてより公言していた日本記録の更新もいよいよ現実味を帯びてくる感じがするのであります。