オオミズアオは大きな蛾ですが、とてもきれいです。

ポン子は図鑑でオオミズアオを見て、いっぺんに大好きになりました。

「オオミズアオってどこにいるの〜?」とポン子。
「どこだろうね〜」物知りの母タンも知りません。
そもそも、父タンも母タンも今まで見たことがありません。
ポン子「オオミズアオに会いたいな〜」
父タン「会えるといいね〜」

 

そんな会話をしてから一週間くらい経ったころだったと思います。
あれは2018年の6月のことでした。
保育所に行き来するには、大きくて古いお寺の脇を通るのですが、
お寺の敷地にはトトロに出てくるような立派な木が何本か生えていて
森のようになっています。


そこをいつもように通って、ポン子を保育所に預けた帰り道、
木々の間にオオミズアオが落ちていたのです。
少し羽がいたんでいましたが生きていました。
自力では飛べなさそうでした。
かわいそうに思い、大切に自宅に持ち帰り裏庭の柿の木に止まらせました。
オオミズアオは、なんとか木にしがみついていたので、
ポン子が帰ったら見せてあげられると母タンと二人でワクワクしました。

 

ポン子を保育所に迎えに行き、オオミズアオのことを話すと大喜びしました。
何回もジャンプして全身で嬉しさを表現していました。
帰宅し、大急ぎでポン子と一緒に裏庭に行ってみると・・・・・・

 

オオミズアオは木の下に落ちていて、ピクリとも動きません。
それを見て、ポン子は大泣きしました。
「オオミズアオしんじゃったー!!」
母タンと二人で慰めました。
そして、お墓を作りました。

 

オオミズアオは成虫になると、何も食べないので短命なんだそうです。
そもそも口がないようなので、仕方ないです。
あのオオミズアオは寿命だったのでしょう。
それでも、ポン子に会わせることが出来たのは良かったと思います。

 

翌日から、寝る前の創作話の主人公はオオミズアオになりました。
母タンから聞いた話だと、ポン子がオオミズアオ、
母タンはダンゴムシという設定で、お話をせがまれたそうです。

 

それにしても、不思議なこともあるものだと父タンは思いました。
ポン子がオオミズアオに会いたいという願いを神様・・・いや、お寺だから
仏様が叶えてくれたような気がしてなりませんでした。