沖縄滞在中、普段からお世話になっている仲本守先生の文武館と比嘉清彦先生の武芸館を表敬訪問した。文武館は平日の夜にもかかわらず、多数のお弟子さんたちが稽古で汗を流していた。

 

 

やはりいつもお世話になっている文武館の喜屋武盛和先生、それから武芸館の比嘉清智先生もお見えになっていた。お三人は同級生である。

 

 

守先生の尊父の仲本政博先生は名嘉真朝増先生を通じて本部朝基の系統も受け継いでおられるということで、写真を飾っていただいていた。

 

守先生から「資料館も見学しますか」と言われて、何のことかなと思いつつ、「お願いします」と返事をしたところ、上階が資料館になっていて案内された。貴重な古武器など多数の資料が展示されていて驚いた。

 

 

その後、みなさんと一緒に食事に出かけた。古武道を修業されている方が必ずしも歴史に詳しいとは限らないが、みなさん博識でいろいろと情報交換ができて楽しいひと時を過ごすことができた。

 

 

続いて武芸館を表敬訪問した。武芸館を訪れたのはこれで2回目である。大変立派な道場である。

 

 

比嘉清彦先生とお弟子さんの赤嶺さんに出迎えられた。

 

 

比嘉清彦先生も戦後沖縄の古武道史の生き字引のような方でいろいろ貴重なお話を伺った。首里三戦や松三戦、ジッチンなど、昔上原先生が教えていた空手型の話はとりわけ興味深かった。

 

 

道場の窓に、全沖縄空手古武道連合会の昔の大会の写真が貼られていた。上原先生、清彦先生をはじめ、このブログでも紹介してきた石嶺流の兼島信栄先生や花城長茂の弟子の仲村渠完蔵先生が写っていて、いまとなっては大変貴重な写真であった。