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3連休の後半は残念ながら雨になってしまいましたが、フェア会場には続々とお客様が来られております。
11月3日(日)には、荻巣樹徳先生と須磨佳津江さんがいらっしゃいました。

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イギリスでは、「グリーン・ラストサムライ」と呼ばれる荻巣先生、日本が誇るプラントハンター。しかし、先生自身はプラントハンターと呼ばれることを敬遠されます。
「僕はハンティングはしない。その植物に出会うのだ」とおっしゃられておられました。
世の中に、オギスイ(ogisui)という学名がついた植物は非常にたくさんあります。これは、発見者の荻巣先生の名を冠したもの。
今までに、たくさんの植物を発見されてきたのですね。

ただ、そのような新しい植物を発見するためには、たくさんの植物のことをよく知っていたり、育てたりしていなければ、花や実がついていない状態でその植物が何であるのかを瞬時に同定することはできない。
ポールさんも、「植物の名前は知っていても、その植物の栽培方法を知らなければ、その植物を知っていると言うことはできない」とおっしゃられていました。

また、去年の全国都市緑化TOKYOフェア会場でもおっしゃられたことですが、日本で売られている苗には植物のちゃんとした学名が明記されていないことを荻巣先生は大変嘆いておられました。
学名を知ることで、どこの国の人とでもその植物の話ができる。だから、消費者にその植物の学名をちゃんと知らせることが大切なことなのだと。
園芸関係者の方々にとっては耳の痛い話でもありますが、荻巣先生からの「がんばりなさい」というエールなのかもしれませんね。

コーディネータを勤められた須磨佳津江さんは、元NHK趣味の園芸の司会を長年務めておられました。
ご自身も各地のオープンガーデンの視察や講演会をされておられ、園芸に対する知識が豊富です。
荻巣先生とポールさんの聞き役に回り、素晴らしい司会進行をされました。
初めてお会いしましたが、お話のされ方、立ち居振る舞いなど、奥ゆかしくもありとても素敵なかたでした。
お二人にお会いできてよかった^^

記事のアップが4カ月も遅れてしまいましたことをお詫び申し上げます。