■番外・うるま市役所(沖縄県)
設計は地元出身の国場幸房。早稲田の建築を出て、丹下健三門下の大高正人事務所へ。
そして、一族が経営する国場建設に戻る。
なんとも力強い。
四角と柱を細かく複雑に組み合わせつつ、大きな円筒パーツを中央上部にでんと据えて、堂々たる正面を作った。
なんかこう、秘密ロボット基地みたいな。
それでいて、打ちっぱなしコンクリートの脇を白タイル張りでフォローしているので、無骨一遍でもない。
1982年の本館の隣にあるのは、2015年の新館。こちらは普通におしゃれな現代風。
うるま市は、そのほかの庁舎もおしゃれだ。