■番外・読谷村役場(沖縄県)
写真は敷地内にある文化センター。1999年。設計は地元の国場幸房。
早稲田建築を出て大高正人事務所へ。そして、一族が経営する国場建設に戻る、といった経歴の人だ。
説明は要らないだろう。魅力が伝わらないとすれば、僕の写真がへたくそだからだ。
芝生の中庭を、建物がぐるりとめぐる。
芝生からの照り返しで、コンクリが緑に染まる。
建物なり木立なりをフレームにして、その中に被写体を収める写真の構図は見栄えするものだが、この建物、どこから撮っても、幾何学的なフレーミングの中に幾何学的な建物が納まるように作られている。
なんて写真フレンドリーな。
もちろん、赤と緑と青空の鮮やかなコントラストが良い。打ちっ放しコンクリートも南国の強い光の下だと、本土の曇り空とは全く違う印象だ。
役場本体はこちら。
奥にはモザイク。
近くには座喜味城跡もある。
読谷教会もある。
そしてもう一度。