今日は朝から雨雨。特に出かけようとした時間帯に土砂降りに…傘ダウン
一瞬、気持が萎えましたが、出かけないわけにいかないので、頑張って上野方面へ。

まずは東京藝術大学美術館へ。



驚きの明治工藝」展。これ、観ておきたかったのです。
一通り鑑賞し終えて美術館を出た頃には雨は上がっていました。

美術館を出た後は、道路を挟んで反対側の東京藝大・音楽学部方面へ。
ここの中にある東京藝術大学・奏楽堂で行われたオペラ公演を観るためです。(こっちが本命で数カ月前にチケット購入済み)



東京藝術大学奏楽堂(↑この写真は今年の初夏に撮ったものです)
色々ワケあって、去年は何度もここに足を運びましたが、今年に入ってからは2回目。



ホール内はこんな感じ。(ホール内は撮影NGなので、ネットから拝借した写真です)

東京藝術大学奏楽堂は、コンサートホールとして1998年に建設されたものです。ホール全体が一つの優れた楽器として、調和のとれた響を生むものとして考え、音響特性を使用目的に応じて変えられるよう、客席の天井全体を可動式にして音響空間を変化させる方法を採用しています。
また、古典から現代作品を演奏出来るフランスのガルニエ製オルガンを設置してあります。

設計は岡田新一氏で、シューボックス型のキャパ1,102席のホール。
広すぎず、狭すぎず、また音響は抜群、座席の前後幅も広めです。今回、ここで初めてオペラを鑑賞しましたが、プロのオペラ公演もこんな環境で鑑賞したいものだなって思いました。

さて、今回、鑑賞したオペラですが、

「藝大オペラ第62回定期公演 W.A.モーツァルト コシ・ファン・トゥッテ」

 

 

※自分用の備忘録として、オペラ公演の内容を記載しておきます。

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文部科学省国立大学機能強化事業「国際共同プロジェクト」
藝大オペラ 第62回定期公演
W.A.モーツァルト   コシ・ファン・トゥッテ

台本/L.ダ・ポンテ

イタリア語上演・字幕付き

指揮/村上 寿昭
演出/ミヒャエル・テンメ

 

◆Cast
フィオルディリージ:平野 柚香
ドラベッラ:中山 茉莉
グリエルモ:栗原 峻希
フェランド:川上 晴央
デスピーナ:横山 和美
ドン・アルフォンソ:湯澤 直幹
◆合唱
東京藝術大学音楽学部声楽科3年生 オペラ実習Ⅰ履修生
◆オーケストラ
藝大フィルハーモニア 東京藝術大学管弦楽研究部

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パンフを見て驚いたのだけれど、藝大オペラ第62回公演…って、1956年から行われているんですね。60年前からだよ!1998年に新・奏楽堂が出来る前は、日比谷公会堂や郵便貯金ホール(メルパルク)などで行われていたようです。演出や指揮も有名な方々ばかり。
今はプロ歌手がゲスト出演する市民オペラなども各地でたくさん上演されているようですが、昔は来日公演、国内でもプロ・オペラ公演と比べて、安い値段で本格オペラを楽しめる、オペラファンにとっては有難い定期公演だったのではないでしょうか。

わたし自身は今回、藝大オペラを初めて観たのですが、なかなか良かった!
もちろんプロの歌手と比べるとテクニックも演技力もまだまだだけれど、全体に若々しさを感じ、好感のもてる舞台だったし、演出も良かった。
デスピーナ役の横山さんのお茶目な演技が可愛くて、カーテンコールではブラボー出てました。オケも良かったし、とても楽しめました♪ 来年もぜひ行ってみようと思います。



藝大奏楽堂に行くといつも感じるけれど、終演後、ホワイエ前の扉が開かれるのがとてもいいです。狭い出入口に帰る人が殺到しないし、なんだか開放的な感じ。
終演は17時過ぎでしたが、外はもう薄暗くて、日が暮れるのがすっかり早くなったなあと。



おまけ。
奏楽堂前にあるショパンの銅像。ここを通るたび、つい写真を撮ってしまいます。ショパンって高貴なお顔立ちでイケメンだったんだな~と思いますラブラブ