こんにちは
まーにゃです
今日は江戸時代のタクシー、駕籠のお話🚕
江戸時代の陸の移動手段といえば、
徒歩、駕籠、馬でした。
市中では、武家以外は、
馬に乗ることが許されていませんでした。
庶民は、急病人か医者でもなければ、
町駕籠さえもほとんど使わなかったそうです。
庶民が籠を使うのは、
旅先が多かったそうです。
江戸時代は伊勢参りが大流行し、
空前の旅行ブームも何度かあり、
女性も長旅を楽しみました。
駕籠いろいろ
ひと口に駕籠といっても、
厳しい身分制度があり、
武士や庶民など階級別に決められていました。
乗物(のりもの)
将軍家や大名が公的に乗るのは、
駕籠とはいわず、「乗物」(のりもの)といい、
外見は黒漆塗りで
現代でいうならVIP専用の高級送迎車で、
豪華な装飾も付いていたそうです。
大名が御忍(おしのび)で
私的に外出する時に使う「御忍駕籠」や、
家来が殿様の用事を言い付けられて出かける時の
「権門(けんもん)駕籠」などがありました。
町駕籠
庶民が乗るのは民間専用の「町駕籠」。
町駕籠も豪商など富裕層が乗るものと
一般町人用とは分けられ、
前者を「宝泉寺(または宝仙寺)駕籠」、
後者を「辻(つじ)駕籠」「四つ手(よつで)」
などと呼んでいました。
あんぽつ駕籠
宝泉寺駕籠に次ぐ高級町駕籠
宿駕籠
船宿など宿屋が手配する駕籠。
町駕籠よりも少しハイグレード。
山駕籠
街道や山道で利用された、竹製の質素な駕籠。
広重/五十三次 岡部
駕籠かきさん達の体力
駕籠屋は各町にあり、駕籠かきを雇い、
「かご」の看板を上げて営業していました。
筋肉がすごいです‼️
駕籠の速度は、
1里(約4km)を40~60分で
走ったとされています
軽量の樹脂なんて存在しない時代、
駕籠自体が数十キロあり、
お客の体重が約50kgあるとして、
総重量は100kg近く‼️
これを二人の人間が肩に担いで、
少なくとも歩くより早い速度で
エッホ、エッホ、と客を運ぶわけですよね❗️
写真で見てもわかる通り、
足の筋肉がまるで、
一流アスリートのようですね🏃✨✨