日本三大急流はやはり大雨が降ると怖い。 | 予備校講師・みはらっち0-0^のオフィシャルなブログ

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今年は梅雨明けがとても遅いですよね。
梅雨末期の『湿舌』による『線状降水帯』の影響でまた水害が…

被害に遭われた方々、お見舞い申し上げます。
最上川の氾濫も球磨川の氾濫も悲しいことです。
やはり、確実に異常気象は続いており、海水温度も高く、雲に含まれる水蒸気量も半端なく多いんだろうな。

これから台風のシーズンにかけてますます心配です。

芭蕉の句に
『五月雨をあつめてはやし、最上川』
ってありますが…


昔から急流だったのがわかりますよね。

日本三大急流は河況係数が大きいんです。 

日本三大急流

球磨川と富士川と最上川

これと地理が関係するのは、パルプ産業。
パルプ紙の材料は木材。
そう木材は昔の日本では盛んで、木を切ると河川に流して運んでたわけね。だからその名残で急流下りが有名なんだね。

球磨川の下流には八代、富士川の下流には富士、
(最上川はあまり有名ではないけど…酒田が米の積み出しだったり樽などの木工品も有名)
のパルプ製紙工場がある。

だからさ、昔からパルプ紙工場があれば現在になってわざわざ移転しないだろうし、海外から輸入するのにも海の近くだからね。

せっかくだから地図帳見てみる?秋田に流れる雄物川の河口の秋田、鹿児島の川内川の河口の薩摩川内、四国の吉野川の河口の阿南や、上流から中流で瀬戸内海側に運んだ四国中央など色々と繋がるでしょ。北海道はもともと木も多いし盛んだよね。今回筑後川でも氾濫が凄かったよね(上流の玖珠川など)その河口には大川など家具の有名な町もあるからね。




そう考えてパルプ紙工場の分布を見ると納得するでしょ。
じゃ何故?大阪や東京もある?
そりゃ、リサイクルもあるし、紙をたくさん使う会社(第3次産業)や予備校もたくさんあるしね。おまけに輸入に便利いいんでしょ。納得。


ニュージーランドのネーピアって街から輸入される木材がティッシュの名前のネピアなんだしね。
ティッシュメーカーを調べてみても地理の勉強やし、キミらが使ってるキャンパスルーズリーフってのは八代に工場があるよ。
ちなみにエリエールのティッシュは四国中央市。



こんな河川氾濫、洪水のニュースを見ても地理と繋がる。ちゃんと地図帳あけてニュース見るんだよ。

ちなみに熊本県八代市はみはらっちり0-0^では
パルプの『パ』を取って『パっ代』と呼んで。
ちーん!


さ。どれがパルプ工業でしょ?
セメント工業を問うてるけど全てわかってね。






ではごきげんよう。