結婚式という舞台では... 女優・緒川たまきさん

土曜ソリトンside-bというNHKのトーク番組で、ミュージシャンの高野寛さんとともに司会をされていて、その物腰の柔らかさと透明感のある声、独特な感性が憧れだった緒川たまきさん。

ご縁があって、雑誌のグラビアページで、以前私たちのアトリエのウェディングドレスをお召しになってくださったことがありました。

真面目に仕事をしていると、神様はこんな奇跡を起こしてくれるのか...と驚きという言葉を超えて夢のような出来事でした。

外見の美しさだけでなく、緒川さんの言葉の美しさは、特別なものがありました。

「今日のドレスの雰囲気は、私の中にずっとイメージが残っていたマリア様みたいで、それが着られて嬉しかったんです。女の子なら誰でも着ているものによって気分が変わるものですよね。」

緒川さんが、東欧のギリシャ正教の教会を訪れた旅先で、着飾った可愛らしいマリア像に出会い、それ以来ずっと心の中に残っていたのだそう。

そんな素敵なエピソードと私たちのウェディングドレスを重ねてくださるなんて。。。

「今日着せていただいたようなクラシカルなデザインのドレスって素材感とか、ちょっとしたカッティングとかのせいでしょうか。森のような自然の中で、不思議にマッチするんですね。だから私としては、こういうデザインのドレスがいい、という具体的な理想はないのですが、自然の中にいても浮かない、クラシカルなドレスが着たいと思うんです。」

「最近、カジュアルな結婚式が増えているんですか?それなら、このイメージですね。式は厳粛な感じでとっておいて、それとは別にこれもあり、ですか。きっと、いろいろなことやってみたくなるんでしょうね。たった一日の中で。その気持ちよくわかります。」

「ロマンティックとか、甘い感じとか、ひとくちに言いますけど、ドレスや場所で、その人の持っている世界観を描ければ、とても素敵ですね。たとえばバレエの舞台みたいに...。