【2声の練習曲(その1)】
ディオニシオ・アグアド(1784-1849)
「練習曲 イ短調」
以前チラッと書いたことがあったが、初めてクラシックギターを購入したときに買った教則ビデオ(VHS)に入っていた1曲。アグアドの曲では、初めて弾いた曲である。
そのビデオで講師の演奏を聞いた時は「なんか暗い曲やなぁ⋯」と思ったけれど、自分で奏でているうちにお気に入りになっていった。
当時は血気盛んな20代。高校時代から続けていたエレキギターをまだ弾いていたが、密かにクラシックギターに強い興味を持ち始めていた。バンドのメンバーにとっては、怪しい動きだったかもしれない。
なぜクラシックギターだったか?
・生音の美しさ
・一人でも演奏が成り立つ
他にも理由は色々あれど、その2つが大きかった。2つ目の理由については、「自分でギターとベースを同時に弾けたらいいのに!」なんて考えていたほどだ。
特にこのアグアドの「2声の練習曲」は、ギターで二つの声部を一人で奏でるという「憧れ」のスタイルでもあった。もちろん私の野望は、J.S.バッハの曲をクラシックギターで弾くことではあったが⋯。
それから数ヶ月後、ギター教室に通い始めてから出会った 他のアグアドの練習曲といえば「セゴビアの8 Lessons」の8曲。私もそちらに夢中になり、この「イ短調」はあまり弾かなくなってしまった。
過去に公開していたWEBサイト「クラシックギターを始めたからには!」で、作譜ソフトで作ったこの曲の楽譜を紹介した記憶があるので、たま〜に弾いていたとは思う(今から20年ほど前のこと)。
♪ Simple is best. ♪
今回、新しく楽譜を作り直して動画の背景にしたので、ぜひ一緒に弾いてみてほしい。
《注意点》
※ A=440Hzの調弦ではありません
※ 昔から前半を繰り返したくなくて、リピなしで演奏しています
(次回もアグアドの「2声の練習曲」の予定)
未熟な部分に関しては「まだまだ伸びしろがあるな〜。これがどう変わっていくのかな?」と感じていただければ幸いです。
どうか、「ひよこ🐤」が成長していく様子を温かく見守ってください。
クラギ再開4ヶ月目。冒険は始まったばかり♪
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