昨日の続きです。

今回はJ1の下位チームの順位予想とそのポイントをまとめていきます。

 

 

原則としては昨季下位チームの踏襲となっています。前提でも書いた通りなんですが、序列が大きく変わる可能性はあまり高くはないかと。例外的に上にしたり、下にしたりしてるチームはありますけど。

それでは各チームごとにコメントをつけていきます。

 

10位 湘南ベルマーレ

一応、ステップアップ枠となっています。昨季、最後の1枚でJ1を勝ち取ってから、今オフは違うという様相を見せられたチームだったのではないでしょうか。戦力的にはプラスになったと思います。後ろの土台がしっかりする分、前にかけられるパワーも増えるでしょうから、得点力解消にも期待できますし、前線にも戦力を入れることができました。ただ、不安なのが保有選手の多さです。新卒が多かった影響も大きいんですけど、枠もギリギリになっています。追加補強の難しさ、あとはモチベーションコントロールも鍵になってくるかもしれません。保有選手多くして失敗したチームが昨季ありましたから。

 

11位 コンサドーレ札幌

今季も変わらずという予想。まず、今季、組織改編もあって大変なシーズンですけど、うまく波に乗れるかが鍵でしょう。そこが失敗すると四方田さんという保険がなくなってるので危ないかもしれません。そこで踏み外さなかったとしても決定力という課題。興梠もさすがに年齢を考えると期待しすぎない方がいいかと。不完全燃焼だった外国籍選手が鍵ですね。昨季並みなら、順位もほぼ変わらずかと。

 

12位 サンフレッチェ広島

外部からの補強がないなかでのシーズンスタートとなりました。昨季の陣容でいけると考えたのか、動けなかったのか。特に資金的な問題なら、レジーナ(女子チーム)にも問題が波及しそうなので、そういう言い訳にならないようにしたいですね。女子サッカーがあるからという意見を真に受けたことでベガルタ仙台レディースは切り離しになりましたから。

それはさておき、たとえ浮上してもこのメンバーだと限界があるということです。組織をつくることはできても、決めきるのは個人の要素が大きいです。だからといって個人に丸投げするのも駄目。選手はいると思いますけど、中位を驚かすのが限界ではないでしょうか。

 

13位 サガン鳥栖

今季もですが、厳しい評価は多いですね。そりゃ、戦力を抜かれましたし、監督も代わったので当然かもしれません。そんななか私は降格はないと予想しました。といってもこの予想、エドゥアルドの移籍が決まる前につくってるんですけど。そこの不安ともうひとつが川井健太監督。イデアリストであり、鳥栖の志向とは合ってるんですけど、勝利のための妥協、采配、細かなマネジメントができるかなんですね。それができていればあそこまで愛媛は沈まなかったかもしれません。山形では理想と現実の希求を学んでいることに期待していますし、失敗しても片渕コーチが控えている(はず)のが大きいかと。戦力についてはトントンでしょう。エドゥアルドのマイナスだけはちょっと痛いかな。

 

14位 アビスパ福岡

昨季の躍進もこの順位の予想。おそらく、定着する前では下位予想になると思います。鳥栖とは対照的に長谷部監督はリアリストです。だから、昨季あそこまで躍進できたわけです。今季はよりスマートになったなという印象ですが、外国籍選手をもう少し使って、相手を驚かすようなことがあってもよかったのかなと思います。オプションが増えないとこういうサッカーは難しいので、そこではまるかなと思いましたが、リアリストらしくギリギリはキープできるかと。

 

15位 ジュビロ磐田

昇格チームのうち、どちらかは残るという計算をしたとき、確率が高いのは磐田かと考えました。それでもギリギリです。ルキアンを失ったことにより前線の火力不足は痛いかと。中盤にアイディアがあるチームですし、戦術理解力も高いんですけど、最後のところは個人に任せる部分が多くありました。おそらく、今季からサッカーのベクトルは変わると思いますが、それでも不変なのが最後決めきる個人の力です。それを失ってしまっては厳しいと思います。ただ、このチームは遠藤というパサー兼エキストラキッカーがいること。これで勝ち点を拾えれば降格を免れることはできるんじゃないかと思います。

 

16位 清水エスパルス

参入POいきは清水と予想しました。戦力的には何ら問題はありません。でも、ここ数シーズンは低迷しています。昨季、一昨季と監督の責任という形で収めましたが、さすがにそれも限界に近づいているかと。プロとして戦う意識に問題があるのかなと感じるわけです。組織サッカーがなじまなかった原因としては。短期的にはうまくはまった平岡さんですけど、長期的にはどうかなと思ってます。あとは戦力バランスもいまひとつなので、バランスが崩れやすい危険性があります。戦力を入れ替えることで、選手の危機を煽りつつ、戦う意識を上げた方がむしろ良かったかと。危機感のなさが気になって、この順位ということです。

 

17位 柏レイソル

昨季の下位チームを見たとき、こちらも特にフロントワークに危機感が見えなかったことがこの順位にした理由です。昨季を踏まえて、空気をドラスティックに帰る何かがあったかというと、むしろ選手の流出くらいしかなかったかもしれません。新卒が多く、量的には不足してませんけど。そうした選手の活躍の計算ができればいいんですけど、それが失敗すれば厳しいですね。ドウグラスの補強は大きかったんですけど、セカンドスコアラーの存在ですね。オルンガで麻痺しているようですけど、クリスティアーノがいてこそ、怖さがあったんです。ひとりのフィニッシャーにゆだねるのは危険かと思います。

 

18位 京都サンガ

サンガを中心に応援するブログが最下位なんて酷すぎるんじゃないかと突っ込まれそうです。ここ数シーズン、サンガには厳しめに見てきました。それを踏襲します。昔は何が何でもサンガは最低限の位置に組み込んでましたが。

理由としては昨季の戦いがあります。勝ち点75以上のJ1レベルに値するであろうチームに勝てなかったこと。J1では全体のレベルが上がります。そうなれば力でかなわないチームに力負けする回数が増えるなかで、あまり抵抗できていないというの厳しいですね。逆にいえば確実に勝ち点を落とさなかったということです。チーム力も上がってるだろうし、昨季を踏まえた強化ができてるから、確実に計算できるチームもあるんじゃないかと考えることができるかもしれません。ただ、この順位予想をしたなかで、下半分、力負けする確率の下がるチームとの相性を照らし合わせるとことごとく劣勢なんです。降格した4チームとは大分以外そんなに悪いイメージはないですから、降格チームが入れ替わっていればチャンスはあったかもしれません。残留したければこうした悪いイメージを払拭する、歴史を変える気概が必要です。

J1に戻ったことでJ1とはどういうレベルでサッカーをしないといけないのか、J1に定着するために何が必要かなど学ぶことができればいいんじゃないかと気楽に私は1年を見ようと思います。

 

 

サンガの予想、長いですね。勝つことができれば最高なんですが、長い目で見て勝てるチームになってほしいという思いを届けたいと思います。

これでJ1・18チームの予想を終えました。おおよそ順当な感じがして面白くないかもしれません。そりゃ、選手の移動が少なければそうなってしまっても仕方ないんじゃないでしょうか。

次はJ2となります。