「Weltraum;Gate」 uchuu, | SOUND REVOLUTION

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12月11日にリリースされたuchuu,のミニアルバム「Weltraum;Gate(ウェルトラムゲート)」を買いました。

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uchuu,は大阪を拠点に活動しているヴォーカル&ギター、ベースが男性、ドラムとキーボードが女性のバンド。
今回のミニアルバムが初の全国流通盤。
このリリースを私はずっと楽しみに待っていた。

uchuu,との出逢いは今から3年ぐらい前かなぁ。
このミニアルバムをリリースして下さったレーベルPlay decibelのCEO 和田大樹さんがリーダー、ベースだったhare-brained unity(ヘアブレ。現在は活動休止)が8年前から好きで。
ヘアブレは東京を拠点に活動してたのだが、ヘアブレが大阪に来て観に行った時にuchuu,と出逢った。
今でこそ地元大阪のバンドさんもいろいろ観てるけど、3年ぐらい前は東京拠点のバンドさんばかり観ていて、大阪のuchuu,をヘアブレ観に行って知ったという(笑)
トリだったuchuu,は曲もよかったし、とにかくヴォーカル&ギターのKさんのオーラが当時からハンパなかった。
歌もギターもルックスも凄くカッコよかったんよね。

この頃からヘアブレの大阪のライブは、全部と言っていいぐらいuchuu,が呼んでくれていた。
このミニアルバムのリリース日にTwitterで和田大樹さんのブログをリツイートしたけど、大樹さんが書かれていた通りヘアブレの後期の大阪のライブはいつもuchuu,と一緒(笑)
だからuchuu,は出逢った時から今まで定期的に観ていた。

uchuu,は当時から素晴らしい音楽を作っていながら、何度もメンバー脱退があり、なかなか思うように活動ができない時もあった。
それでも、KさんとキーボードのEricoさんはずっとuchuu,を続けてくれていた。おふたりになった時もあったのに。
メンバー脱退で解散や活動休止するバンドも多い中、何度もメンバー脱退やいろんなことを乗り越えuchuu,を守り続けてこられたKさんとEricoさんをファンとして見てきて感謝しかなかった。
やっぱり大好きなバンドだからやめて欲しくはなかったので。
全部のライブに行けたわけではないけれど、そんなおふたりを見てきていたからこそ、今の体制になった時は本当に嬉しかった。

因みにドラムのAiriさんは大阪拠点で活動しているeconoiseのドラマー。
元々econoiseもAiriさんのドラムも大好きだった私は、uchuu,にも加入されると知った時、凄く嬉しかった。
ベースのOhtaさんも元々バンド(このバンドのことは詳しくないので名前は知ってるけど割愛します)をやってらした。
そのバンドが解散した後、暫くプレイヤーとしての活動はされていなくて。
私はOhtaさんを以前から知っていたけどOhtaさんがいらしたバンドを観たことがなかったので、こちらもuchuu,加入でやっとプレイヤーとしてのOhtaさんが観れるととても嬉しかった。

この4人になったuchuu,のライブを初めて観た時、凄いなと。
皆さん、プレイヤーとしても素晴らしいし、ついでに言うとルックスも全員素敵。
何よりバンドとしての可能性を凄く感じた。
この4人なら凄いケミストリーが生まれるだろうなと。
KさんもEricoさんもやっと自分達がやりたいこと、思いきりできるようになったなぁってとても嬉しかった。
あと、大樹さんもブログに近いことを書かれていたけど、Kさんはじめuchuu,の皆さんの熱さも凄く感じたんよね。

更に私の歓喜は続いた。
uchuu,がやっと初の全国流通盤をリリースするという知らせ。
しかも、大樹さんのレーベルPlay decibelからリリース!
泣いたね、ホンマに。
ヘアブレとuchuu,のファンとして、大樹さんとKさん、Ericoさんの繋がりの深さも見ていたし。
あと2年前かな。ヘアブレとuchuu,が一緒にやろうとしていたことがお互いのバンドにいろいろあり実現しなかったことも知っていたので。
だからここにきて、uchuu,の初の全国流通盤をご自分のレーベルからリリースしようと決めて下さった大樹さんの心意気にも涙が出るぐらい感謝した。

前置きが凄く長くなりましたが(笑)
やっと届いた「Weltraum;Gate」は予想以上に素晴らしい作品。
熱く、激しく、そして果てしなく美しい。
もうこれで感想終わってもいいんやけど、それではブログ書いてる意味がないので(笑)

uchuu,の音楽はダンスロック。
全6曲にわたり、強靭なリズム隊に激しく美しいギターとカラフルなキーボードが鳴り響いている。
そしてKさんの物凄く想いのこもった歌。
この4人の音と歌が心を打つ。
そして自然に体も動き出す(笑)

全編日本語、全編英語、日本語と英語半々と歌詞も様々。
Kさんご自身は英語も操れる方ですが、歌詞で使われる英語はわかりやすいので、英詞の曲をあまり聴かない方でも聴けると思う。
Kさんが生み出す歌詞も大好き。
葛藤が描かれるものもあるけど、最後まで聴くとどの曲もとてもポジティヴな感情に溢れている。

曲もいろんなものがある。
Kさんの曲は踊れる音であり、力強い中にもどこかグッとくる切なさや憂いがある。
以前ブログに書いたけど、これは大樹さんが大事にされているダンスロックの要素でもあるんだけどね。
Kさんもまさにそういう曲を作られる。
私はどんな音楽でも激しさの中に翳りのあるものが大好きなので、Kさんの作られる曲はもうたまらない。

ルックスはとてもかわいいのに物凄く力強くエモーショナルなドラムを叩くAiriさん。
そのAiriさんの迫力あるドラムから始まる「view」これは間奏の皆さんのプレイもカッコいい。
ライブで思いきり踊れる、疾走感と躍動感溢れる「TravelPastViewPOINT」や「TimeLINE」
「TimeLINE」は特に歌詞も大好き。
最初はキーボードが心地良くゆったりしてるのにどんどん激しくなる「inside_city」
大樹さんもツイートされていたけれど、踊れるロックは速いものだけじゃないんだよと教えてくれる「slowdance」
こういう音に任せて体をゆったり動かせる曲も素晴らしいし大好き。
ラストは特にギターが美しい「MUSicK」
私は音楽のことを書く時、このバンドみたいって言葉をあまり使いたくないんだけど。
皆さん、自分のオリジナリティを求めて音を作られていると思うから、極力「このバンドに似ている」とは書きたくない。
でも、書くことによってそのバンドを好きな人が興味を持ってくれることもあるかもしれないからあえて書きますが。
「MUSicK」は私の中ではU2の空気を感じるんだよなぁ。
U2のスペイシーで美しくてあたたかいあの空気感。
「MUSicK」には泣けるインサイドストーリーもあるんだけど、それはある方のことを書かないといけないし勝手に書くのは失礼なので割愛(笑)
特に「slowdance」から「MUSicK」の流れは今の季節にとても合うと思う。

全曲好きだからザッと曲のことを書きましたが。
uchuu,の音はダンスロックであり、本当にアートだと思う。
いろんな音、表現があるし、とにかく美しい。
でもね、uchuu,の本当の凄さはそれで終わってないところ。
綺麗なダンスロックに収まってないところだと私は思う。
美しいんだけど熱い。
全編にわたり、Kさんはじめメンバー皆さんのほとばしるような情熱に溢れている。
Kさんの歌も凄く激しく力強い。
想いを届けようとする強い意志を感じる。
音はもちろん、この歌も凄くカッコいい。
だから個人的には「ダンスロック」というカテゴリーにこだわらず、熱いロックが好きな方にも聴いて欲しいと思っている。

あと、uchuu,の作品って過去のライブ会場限定のものも含めて、聴き終わると新たな世界が見えてくるんだな。
それは光と言ってもいいかもしれない。
目の前がパーっと開けてくる感じ。
もちろんこのミニアルバムもそう。
落ち込んでてもuchuu,のCDを聴くと凄くポジティヴな気持ちになる。
私はこういうところも大好き。

そして、このミニアルバムの凄いところは、そのKさんはじめuchuu,の皆さんが持つ熱さ、そして躍動感までもをちゃんとパッケージしているところ。
まるでライブで聴いてるような迫力のある音と歌になってるもん。
これねぇ、大樹さんもブログで同じようなこと書かれてたから真似したみたいに思われるかもしれないけど。
大樹さんのブログがアップされる前日、このミニアルバムの入荷日に私もこれツイートしたんでね。
だから、真似して書いたわけじゃないです(笑)
私としては、大樹さんが同じようなことを書かれていてビックリしたと同時に嬉しかった。
この熱量をきちんとパッケージできたのは、uchuu,の皆さんはもちろんのこと、レコーディング、ミックスされたKさん、sujinさん、そして最終的に私達が聴く音にするマスタリングをされたSTUDIO MORGの門垣良則さんと武田麻生さんの力も大きいと思う。
だからレーベルCEOの大樹さんはもちろん、制作、リリースに関われたすべての方に感謝します。

uchuu,の皆さん、改めて初の全国流通盤リリースおめでとうございます。
最高の作品を届いて下さって、本当にありがとうございます。

少しでも興味のある方は、以下のリンクから試聴して頂きたいです。

Weltraum;Gate ー Trailer

もうすぐこのリリースワンマンライブもあります。
uchuu,のライブは更に凄いので、音を聴いて気に入った方は是非ライブも観て頂きたいです。

uchuu, “Weltraum;Gate” Release ONEMAN LIVE in OSAKA
“Weltraum;Gate;Open”

2013/12/23(月・祝)
北堀江 club vijon

Act : uchuu,
SpecialGuestAct : 1000say

チケット価格 : 前売/当日 : 2,500Yen/3,000Yen
プレイガイド : L-CODE: 53509
お問い合わせ : club vijon : 06-6539-7411

そしてツアーもあります。

2014/2/10 神戸 太陽と虎
2014/2/14 松江 AZTiC canova
2014/2/15 米子 AZTiC laughs
2014/2/20 広島 HIROSHIMA 4.14
2014/2/28 下北沢 CLUB 251
2014/3/28 心斎橋 Music Club JANUS

ツアーの詳細はまだ出てないのですが、とりあえずリンクを(笑)

uchuu, オフィシャルHP Live&evenT

いろんなことを乗り越え、やっとリリースされた「Weltraum;Gate」が多くの人に届くことを心から願っています。
そして、これがスタート。
これからuchuu,がどんな世界を見せてくれるのか楽しみにしています。