楽天の田中将大投手(33)が30日、現状維持で日本球界最高の年俸9億円で契約を更改しました。田中は2年契約を結んでいましたが、メジャー復帰を希望した場合は、契約の見直しや破棄ができるオプトアウトの条項が付帯。球団と話し合い、既に3日に残留を表明していました。これで楽天は全選手が契約更改を終えました。

写真はスポニチより。


ヤンキースから8年ぶりに復帰した今季は、開幕前に故障で一時離脱。初登板が4月17日と出遅れたものの、シーズンを通して23試合に登板。そのうち17試合でQS(6回以上自責点3以下)を達成するという安定した投球を見せました。田中はチームトップとなる155.2回を投げ、4勝9敗、防御率3.01でした。


投手指標の一つであるWHIP(1イニングに許す走者数)では、今季の田中は1.05をマークしており、パ・リーグ5冠の山本由伸(オリックス)の0.85に次いで2位。今季、パ・リーグで規定投球回数をクリアした先発投手の中で田中の援護率は「2.16」。なぜか田中の登板した試合では打線の援護が極端に少なかったんですよね。打線の援護に恵まれず白星を伸ばすことはできませんでしたが、シーズンを通して安定したパフォーマンスを発揮。東京五輪では侍ジャパンの一員として金メダル獲得にも貢献しました。


球団を通じて「改めて来季は一番高いところまで、みんなでいけるよう頑張りたい」とコメント。楽天が優勝するためには、やはり田中の活躍が不可欠だと思うので、来季は多くの白星を積み重ねて欲しいですよね。