前回に、高校を卒業してから渡辺プロと契約するまでの「空白の1年間」について、3つの新事実という週刊平凡の記事を掲載しました。この記事について天地真理さんは、ノーコメント。
続いて、「元トルコ嬢だった」「整形手術をした」というとんでもない中傷記事が出てきたのですが、どこの雑誌がそんなこと書いたのか複数の雑誌なのか、わからないです。
整形はともかくトルコ嬢というのは、白雪姫の存在すら抹消してやろうという悪意に満ちた中傷であり、放っておいたら清純アイドルとして商売ができなくなってしまう。それで過去について真実を話すことになりました。週刊明星です。
以前に「真理ちゃん心ないウワサに泣く」という記事を投稿しましたが、それは月刊明星の記事を掲載してあれこれ書いたのですが、今回も同じネタであり、明星が週刊と月刊で同じインタビューを使ったということになります。
週刊明星 72年5月21日号。
デビューした時が19才で、すぐに20才になってしまう。プロダクションは、アイドル的な可愛らしさを売りにしたかったので、年齢を1つ若いことにしてデビューさせたわけですが、
本人は、年齢を偽るのは嫌であったはずですね。名前も「真理」だけは変えたくないと抵抗して天地真理になったということで、それもあまり気に入ってなかったようです。とにかくデビューしたい。デビューさせて貰えるなら受け入れる。しょうがない。
会社は深く考えもせずに軽々しくやったことだと思うのですが、本人は後ろめたかったし、ウソをついてごめんなさいと謝罪をすることになってしまいました。
フォークソング倶楽部で恋をした相手は、所太郎さんではないと語ってます。
整形についても当然否定してますが、72年5月に突如襲った5つの疑惑をまとめると、
- フォーククラブでの恋
- 中里音楽事務所
- モン・ルポ
- トルコ嬢
- 整形
「モン・ルポ」以外はガセであったのですが、モン・ルポでの数か月間は、空白の時間などなかったという証明にもなっています。モン・ルポについてはもっと詳しい記事があるので、また今度。
デビューして以来、全てがうまくいって、悪意のある報道もなかったのですが、
そんな幸運な白雪姫を突如襲った誹謗中傷。出る杭は打たれるということなのか、何なのか、特にトルコ嬢というのは大変なショックであったようで、歌手をやめようかとも思ったそうですが、「いよいよ無口になってしまって」と後に語っています。
中傷に対して裁判をすることも考えたそうですが、裁判でイメージを壊すよりも風評が過ぎ去るのを待つ。というのが会社の方針でそれに従ったということです。
当時の真理ちゃんのパワーは凄いもので、スキャンダルで勢いが落ちることはなく、更に高いところへと昇っていきました。
神話から脱け出して、ありのままの・・・時期にさしかったのだ。
まだデビューして1年も経っていない時期でしたが、神話から脱け出すどころか、メルヘンチックなキャラクターへと進化していったようです。
虹をランラララ渡ったり、バンダら珍獣たちと暮らしてみたりと、当時の真理ちゃんの世界は、最高でした。
おわり。