夜に香る夜香木（やこうぼく）

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アロマテラピーサロンmatricariaマトリカリア. です。

 

 

 

 

夜に薫る花”夜香花（やこうぼく）”の香りを楽しんできました。

 

 

 

読んで字のごとし。

夜８時ごろになると香り始める花です。

明け方頃には香りはしなくなり、また夜に香ります。

それを数日繰り返してポトリと落ちて花じまい。

はかなげな花です。

 

別名はナイトジャスミン。

 

高温多湿を好み耐暑性はありますが耐寒性はありません。

寒い地方では育てるのが難しそうな品種です。

 

鹿児島の友人は「庭木だよ。夏の間の夜を彩る香りなの。」

と、なんともうらやましいことを言っていました。

 

東京ではそろそろおしまいの時期。

なんとか香りに間に合ってよかった

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 

 

どうして香るのか・・・

 

虫をおびき寄せるためと言われています。

これは誘引作用と言って

その場から動けない植物が子孫を残すための技。

 

花の精油などは

その誘引作用のお蔭でできた産物と言っていいかもしれません。

 

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 

 

夜香木はマッチ棒みたいな小さな花。

そこからからビックリするほどの強い香りを放ちます。

 

風に乗って夜気に交じり

辺り一面まるで香水を振りまいたかのような気分に。

 

その香りは少し複雑で・・・

 

さわやかでもあり

むっとするようでもあり

若いレディのようでもあり

マダムのようでもあり

そんな多面性が好かれる香りの秘訣かもしれませんね。

 

この時期に咲く金木犀も花は小さく遠くまで香ります。

大きな花のヒマワリやガーベラはほとんど香りがしません。

小さいがゆえに香りで存在感をアピールするものなのかも。

 

そんなナイトジャスミンの「ガンバリ」がとても好き