俺たちに翼はない~AnotherStory~ 二次創作Wiki ※更新中 | ゲゲゲのブラック次元

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※この二次創作Wikiは、一個人が作った『俺たちに翼はない』の二次創作ストーリー『俺たちに翼はない~AnotherStory~』という作品の登場人物・専門用語・地名などを説明するWikiです。


~ストーリー~

大都市「柳木原」(やなぎはら 略称ギバラ)では、今まで誰かのありふれた物語が生まれ続けていた。その中で、決して訪れるはずのなかった王の帰還が幕を開ける。次元を超えた、王とその仲間たちの哀しき恋物語・戦いの歴史が今語られる。


「伊丹伽楼羅編」

グレタガルドの国王である伊丹伽楼羅が主人公。メインヒロインは林田美咲。

奈落から現世へ降臨するも、再び奈落へ落ちることになってしまった伊丹伽楼羅。

しかし奈落にて再び大いなる風が起こり、現世へと再臨することになる。

もう二度と戻れるとは思っていなかった現世にて伽楼羅が出会ったのは、かつて禁断の恋をした敵国の姫君「プリンセス・リンダ」と酷似した「林田美咲」だった。

同じくして現世にて復活を果たしたプリンセス・リンダ最強のしもべ達と世界を陰で操る謎の存在との聖戦が今始まる。


登場人物~

主人公

伊丹 伽楼羅(いたみ かるら)

声 - 稲田徹

「伊丹伽楼羅編」主人公。

羽田 鷹志(はねだ ようじ)の「誰かをやっつけてやりたいと思う気持ち」から生まれた 第二人格。

“発作”に見舞われると精神変容状態におちいり、幻覚や被害妄想に襲われて攻撃的になる。

動作の流れ、筋肉の動き、感情の発露、あるいはよりセンシティブな直観、経験則、空気の揺らぎ、いずれに目を付けようとも予兆がほとんどなく、ゆえに攻撃が読みづらい。

長兄であり正統なる王位継承者として弟たちに高圧的な態度を取ることも多いが、弟たちが生まれたのは自らが奈落に落ちた後で、彼の立場から考えれば弟たちは彼が奈落に落ちた隙に現世での生をかすめ取った盗人に違いなく、そう考えると、事情も知らずに生まれた弟たちを『簒奪者』と蔑む態度も理解できる。

主人格の鷹志(ようじ)と共存していた時代があるのは彼のみであり、鷹志(ようじ)が奈落に落ち、閉じ込められていた時代は彼のみが現世に存在していた。

さらに、奈落落ちした後も『世界の目』で時折現世の様子を覗いていたことから、主人格の鷹志(ようじ)を含めても物語のすべてを見ていた唯一の人格とも言える。


成田隼人が「誰かをやっつけてやりたいと思う気持ち」を抑えきれなかったため、再び現世に帰還(人格交代)し、鳳翔率いるYFBと針生蔵人率いるRウイングたちと過激な狂乱パーティを繰り広げた。

主人格(実の兄)である鷹志(ようじ)が帰らぬ人となったことを知り悲しむ小鳩に報いるため、今度は自らの意思で奈落へと落ちて行き、自分と引き換えに鷹志(ようじ)を無理やり現実世界へと引きずり出す。


※ここからは『俺たちに翼はない~AnotherStory~』でのオリジナル設定。


林田美咲を「姫様」もしくは下の名前に「様」をつけて呼び敬愛している。

図書館にて出会った美咲に「結婚を前提にお付き合いさせてください」と大胆なアプローチをする。

当然、元々は自らが治めるグレタガルドの姫である小鳩を愛し告白もしているが、自分の体が小鳩の実の兄である鷹志(ようじ)のものだということを再認識し、更に血縁者同士では子供が作れないことを知り、小鳩を恋愛対象として見ることを断念している。


・ガルーダ・ダークブラック

声 - 稲田徹

グレタガルド第一王子、先代王コンドルの定めた次期国王候補“万色の四枚羽根”の一人、通称“賢者王”。

“妖術使い”という職業で、遠距離戦闘は不得手。

『ウイングクエスト』ではゲーム開始時は敵に捕らえられており、ストーリーの途中で救出することで仲間に加わる。


※ここからは『俺たちに翼はない~AnotherStory~』でのオリジナル設定。


伊丹伽楼羅のウイング・ザ・ワールドでの名。

敵国『リュミエール聖王国』の姫君である王女リンダに一目惚れし、グレタガルドを侵略しようとするホワイトナイツ率いる翼人兵たちの行動が彼女の意思によるものではないことを知る。

王城『シャインキャッスル』に乗り込んだ際、自らの心臓を刺してほしいと懇願する王女リンダを自身と共に刺し貫く。

敵国の姫を愛し、また彼女を愛させてしまった償いのために、愛する者と心中する道を選んだ。

しかし、わずかに自分の心臓をはずしてしまい、王女リンダは死すも自分だけは絶命には至らなかったため、最愛の女性を自らの手によって殺めてしまったという業を背負わなければならなくなる。

伊丹伽楼羅が本来最優先で守らなければならない存在であり、生き甲斐でもあったはずの小鳩を二の次にし、林田美咲を何物にも代えがたく愛しているのは、この悲劇があったためである。


鳳 翔(おおとり かける)

声 - 日野聡

「アレキサンダー」の常連客。年齢は20歳頃。鳳鳴は妹だが、小さい頃から別々に暮らしている。

表向きの仕事は、新進イラストレーター「鳳凰寺カケル」。眉目秀麗だが無気力、無関心、無愛想。口は最低で、人を罵るときは性表現に関わる放送禁止用語を連発する。イラストレーターとしてはオーラが漂うほど人気は高いが、高慢で攻撃的な性格であることから敵も多く、専用のスレッドや掲示板では虚実取り交えた噂と悪意が飛び交っている。

深夜になると金髪を逆立て、ハイブランドで身を固めた高級ホスト系の格好で柳木原の繁華街に現れる。喧嘩の実力とカリスマ性に加え、父親から毎月振り込まれてくる多額の金や柳木原のヤクザとの深いパイプを利用し、複数の若手不良グループを束ねて「私設自警団・柳木原フレイムバーズ」(略称YFB)を結成し、筆頭代理に就いた。通称は「皇帝」「エンペラー」。


幼い頃、貿易商の父に身を売られ、取引先の相手に対して、男娼のような真似をさせられている。耐え切れないような苦痛に直面しながらも、その精神に崩壊が訪れることはなく、今も時折幼年期のトラウマがフラッシュバックすることもあるという。

やがて翔は施設に入り、その精神的苦痛を癒すための治療を受けることになるのだが、そこで翔は伊丹伽楼羅人格時の羽田ヨージと出会うことになる。「自分と違って人格を切り離すことに成功した」ヨージに対して強い嫉妬を覚えると同時に、完全に自己の世界の中で完結している伽楼羅に対し、憧れを抱くようになる。


※ここからは『俺たちに翼はない~AnotherStory~』でのオリジナル設定。


十年越しで伽楼羅と再会し、毎日行動を共にすることができるようになったことをとても喜んでいる。

そのせいか、アレキサンダーの従業員からは鷲介と中身が入れ替わってしまったのかと思われるぐらい普段の態度が和やかになっている。


フェニックス・フレアゴールド

声 - 日野聡

鳳翔が柳原フレイムバーズへの帰還をはたした折に自称。


※ここからは『俺たちに翼はない~AnotherStory~』でのオリジナル設定。


鳳翔のウイング・ザ・ワールドでの名。

ガルーダが率いる先遣部隊の長。

通称“灼熱の猛禽”。

ドルガタレグでの抗争の際に消息不明になる。


針生 蔵人(はりう くろうど)

声 - 川原慶久

私立美空学園3年A組。ただし1年留年している。

色黒の美男子で、知力体力ともに全国トップレベル。しかし協調性はまったくなく、授業も滅多に出てこない学園の厄介者。興味を持ったことにはどんなジャンルでも手を出している。常にミネラルウォーターの入ったペットボトルを持ち歩いている。その性格から友人らしい友人はいないが、明日香とは付き合いが長く、その本性も知っている。


学園では秘密にしているが、解散した人気インディーズロックバンド「ロックバード」のドラム、ハリュー・クロードでもある。現在は深夜の柳木原のガード下などへ神出鬼没に出現してジェンベを叩いており、そのカリスマ性から信奉者R-ウィングが集まってきている。ただし本人はR-ウィングと距離を置いている。

翔とは仲が悪く、「カラス」「ニワトリ」と貶しあっている。

一時期没頭していた発明で莫大な特許料を得ている。現在でも家一軒を建てられるぐらいの金額が銀行口座に残っている。


※ここからは『俺たちに翼はない~AnotherStory~』でのオリジナル設定。


降臨した伽楼羅との狂乱パーティを経て伽楼羅に興味を持ち、彼と顔を合わせては幾多の問答を繰り返している。


レイヴン・コバルトシルバー

伽楼羅によってグレタガルド風に名付けられた針生のニックネーム。

※「コバルトシルバー」という姓は『俺たちに翼はない~AnotherStory~』でのオリジナル設定。


メインヒロイン

林田 美咲(はやしだ みさき)

声 - 岡嶋妙

美空学園2年B組。茶道部員。高内昌子は部活動の先輩にあたる。

家政婦さんが朝食を作ってくれる程度には裕福な家庭の生まれであり、美空学園に入るまでは女子校に通っていた。

玉泉日和子とは親友で、日和子のことは「タマちゃん」と呼び、日和子からは「リンダ」と呼ばれている。

2年半も前から鷹志(タカシ)に片思いをしている。しかし鷹志は明日香と付き合っていると信じているため、告白どころか会話すらできない日々が続き、日和子に長時間愚痴ることもしばしば。登校時は鷹志と同じ電車であり、後をつけ回している。


※ここからは『俺たちに翼はない~AnotherStory~』でのオリジナル設定。


図書館で出会った伽楼羅に突然告白され、気絶し伽楼羅が呼んだ救急車で病院に運ばれる。見舞いに来た日和子と図書館で起きたことを話し合い、あれは夢であったと認識する。

後日伽楼羅と再び出会い、電車の中で伽楼羅から多重人格性障害について教えられる。

鷹志(タカシ)には自分を何もかも超越した彼女がいることを信じながらもずっと彼に思いを寄せてきたが、自分のことを心の底から愛してくれている伽楼羅に心を移し始める。


リンダ・ライトエメラルド(※『俺たちに翼はない~AnotherStory~』のオリジナルキャラ。)

声 - 岡嶋妙 

林田美咲のウイング・ザ・ワールドでの名。

『リュミエール聖王国』第二王女。

通称“時の歯車”。

泉のように清らかな心と美しき緑色の髪を併せ持ち、自身は争いを誰よりも嫌う。

全世界の国王とその副審たちを集めたパーティに参加し、その際に出会ったガルーダに一目惚れする。

自身の居城『シャインキャッスル』にて再会したガルーダに想いを打ち明け、敵国の王を愛してしまった贖罪のため、愛する者の手で死にたいという願いのため、自らの心臓を貫いてほしいと彼に懇願する。

最後の願いを聞き入れたガルーダの剣によって死亡する。


澄音 琴美(すみね ことみ) ※『俺たちに翼はない~AnotherStory~』のオリジナルキャラ。

声 - 田村ゆかり

物語の始まる2年前に柳木原の未開発地帯で翔と出会い、それ以降生活を共にする少女。

翔のことを「カーくん」と呼び慕う反面、人見知りが激しく、翔以外の人間には容易に心を開かない。

年齢は10歳。まだ幼い割にしっかりしたところがあり、無気力で仕事にも就かない翔(翔のイラストレーター稼業を知らないため)を諌め、ヘコませることが出来る唯一の存在でもある。

翔以外の人間には常に敬語で接し、周りからは「礼儀正しいいい子」というイメージで見られているが、本人は心のどこかで他人と距離を取っていた。