転がるお前に『苔』は生えない

「立てる自画像」
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佐伯祐三

佐伯は画家としての短い活動期間の大部分をパリ で過ごし、フランス で客死した。

作品はパリの街角、店先などを独特の荒々しいタッチで描いたものが多い。

佐伯の風景画にはモチーフとして文字の登場するものが多く、

街角のポスター、看板等の文字を造形要素の一部として取り入れている点が特色である。

作品の大半は都市風景だが、人物画、静物画等もある。

佐伯祐三が大阪に生まれて今年で100余年を迎えます。

わずか30年の燃えるような生涯でしたが、その芸術は今日ますます高く評価されています。

 東京美術学校を卒業した1923年、パリに渡った佐伯を待ち受けていたのは、

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野獣派(フォーヴィズム)の巨匠ヴラマンクの「このアカデミック!」という一喝でした。

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以後パリ郊外に激しい心情表現を求めて彷徨し、やがてユトリロの影響も受け、

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佐伯が見い出すのはパリの古い街並みやパリ庶民の生活でした。

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 短い一時帰国もそこそこに、1927年、再びパリに戻った佐伯は、

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残されたわずかな時間を製作に熱中し、

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半年余りの間に魂の底から噴き上げるような、内面的な作品を多数制作します。

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 ポスターの文字が躍る街頭風景やカフェテラス、

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人間の真実を見据えるような人々の肖像、

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そしてパリ郊外モランの永遠を思わせる田園風景。

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いずれも、激しい筆致の中に画家佐伯祐三の真実があり、

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日本近代洋画の香気が伝わってきます。

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 「ガス灯と広告」(1927年)


「広告(ヴェルダン)」(1927年)


「郵便配達夫」(1928年)


「ロシアの少女」(1928年)など代表作

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不世出の天才画家

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そんな話

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転がるお前に『苔』は生えない

eastern youth

「旅路ニ季節ガ燃エ落チル」 1998

夏の日の午後
男子畢生危機一髪
泥濘に住む男
青すぎる空
淡い影
徒手空拳
何処吹く風
足音
寄る辺ない旅
歌は夜空に消えてゆく


轟くギター
うねるベース
響くドラムス

そして、VO・吉野の咆哮だったり、からだから搾り取るようなかすれ声だったり・・・

ここにはドラマは無い、

甘ぁ~い恋とか愛とかはない、


ビルの喧騒、人ごみ、汗して働く人々、

そんな「生活」を歌っている。



・・・って、俺は常々感じているけど。



ま、こ難しい話は置いておいて、

爆音ドパンクと吉野の絶叫と、

(歌詞を読んだら)日本人の琴線に触れるコトバ(そりゃオール日本語歌詞だもの。)、

前例(成功例の意)ないだけに、どうだろう?と思うなら、是非聞いてください。

ただただ圧倒されます。



この作品に対して

「夏の日の午後」と「青すぎる空」の2曲が大好き~って人、多いけど・・・

ありがち過ぎだな~、嫌になる


俺はこの2曲どう思っているかというと・・・


無論大好き。



俺が私的に好きなのは、アルバムの最後を飾る

「寄る辺ない旅」~「歌は夜空に消えてゆく」の流れ、

ここは、今聞いても、染み入る。