昨日は春の嵐でしたね。
伊那谷@信州です。皆さん、お元気ですか?
暖かくなり、職場の給湯室にも子虫が目立つようになりました。
温かく、湿った場所にいる、そう、チョウバエです↓
オオチョウバエ Clogmia albipunctata.
フサフサしててかわいいですね~
チョウバエはチョウのような大きな翅と全身にフサフサをまとっているのが特徴です。
ちなみに背中側からだと、フサフサに隠れて頭がよく見えません。
ちょっと前から撮ると↓
ようやく眼が少し見えます。
あと、おなか側はこんな感じ↓
少しわかりにくいですが、牙のような長い口ひげが見えます。
オオチョウバエは台所やトイレなどで比較的よく見かけます。
彼らは水辺の環境に適応した、いわゆる水生昆虫です。
オオチョウバエの場合、下水管などのヌルヌルの中で幼虫が育ちます。
成虫も水辺にいることが多く、彼らのまとっているフサフサは水をよく弾きます。
ちょっと汚い話ですが、トイレにいるチョウバエにオシッ○をかけても、水滴をすべて弾いてしまうため流れていくことはありません(フサフサが取れてくると濡れてしまうようですが)。
チョウバエの仲間は、日本で32属73種が確認されています。たくさんいますね♪
ただ、研究者がほとんどおらずその詳細はほとんど不明。
だったら私が!と文献をちょくちょく集めてきましたので、他の種についても同定を進めたいです。
あと、オオチョウバエは飼育してみて、そのライフステージも観察したいです♪
とりあえず、飼育ケースに入れて観察しています。
フサフサしててまるっこくて、チョウバエは見ているだけで癒やされます。
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