1998年と2021年のテレビ番組を比較してみた。
※同週同曜日での比較

薄く、高価になったテレビ誌

まずは1998年のTVガイドと最新号の比較
年々薄くなり、物価上昇レベル以上に値段が上がっている。240円→430円
参考 レギュラーガソリン92円→140円

手前1998年 奥2021年のTVガイド誌

1998年
テレビ番組の記録媒体 VHSテープ
ご家庭のテレビ ブラウン管、テレビデオ
携帯PHS普及率 約32%
最新OS Windows95

この年はVHSソフトの出荷本数がピークを迎え、レンタルビデオ店でビデオを借りて観るのが当たり前だった。
延滞マジやばい!巻き戻し忘れた!

YouTubeもニコニコ動画もまだまだ先の話で、パソコンも3世帯に1台。携帯も通話と1通10円取られるショートメール機能しかなかったが3人に1人しか持っていなかった。ポケベルも未だ642万台使われていた

そんな時代だが、ネット人口がごく僅か(ISDN回線で遅い、高価で、繋ぐのに高いハードル)だったため、テレビ番組が占める娯楽の割合は今よりはるかに高かった。

この日は週末ということもありNHKと朝日でダブルナイター中継
ナイター中継で視聴率20%超稼げた時代

ナイター中継が延長すれば後の番組は繰り下げにされるような怪物番組だった。ナイター中継のせいで好きな番組が見れなくて泣いた人もいたはず

裏番組にはめちゃイケ、アンビリバボー、筋肉番付など平成中盤の人気番組が並ぶ
爆裂お父さんパイレーツ編って…
「だっちゅーの」のやつかな?!
あの伝説のポロっ神回?

そして、欽ちゃんの仮装大賞

視聴者懸賞の定番は50度数番組オリジナルテレホンカード…応募は官制はがきで!?
リモコンにDボタン無いもんね…

ナイター中継でつぶれた真相究明!噂のファイル
リサーチ200X然り、アンビリバボー然り怪奇現象を取り扱う番組が多い…当時流行りだったみたいだ

あれから23年後


2021年
テレビ番組の記録媒体 ハードディスク、BD
ご家庭のテレビ 薄型(フルHD、4K)
携帯普及率 100%超
最新OS Windows10

23年の間にBSも地上波もデジタル放送に変わり、記録媒体もビデオテープからハードディスクに変わった。
お茶の間からブラウン管テレビが姿を消して薄型大画面テレビが当たり前になってしまった。

携帯も普及して、無料通話は当たり前。LINEで写真付きメッセージもやり取りできるから、文字だけのショートメールに1通5円〜10円払っていたのがバカバカしく思えるほど時代は変わったわけで


ナイター中継はNHKのみ。レギュラー番組より2時間枠の特別番組がかなり増えた印象。レギュラー番組のスペシャル枠も増えた。

アド街と世界ふしぎ発見は23年間そのまま変わらず。ゴールデン洋画劇場は土曜プレミアムになった。しかし、朝日のサスペンスドラマは消えた。

ドラマやノンフィクション番組は減り、芸能人が出演するクイズや旅グルメ番組に偏ってきている。