加筆・修正有ります<(_ _)>

 

 

         ☆2022年1月20日木曜日

          午後1時から 4時過ぎまで

 

          毎月1回のカルチャーセンターの

          大好きな

          建築史 & 街歩き のクラス

 

          今期の課題は「中野区」で

          この日のクラスは 

          「堀之内妙法寺 からの鍋屋横丁」 

 

          当初は 「鍋屋横丁からの堀之内妙法寺」

          というコース だったのですが

          「堀之内妙法寺」が 

          「新型コロナ感染症のために

           早めに 閉門している」 という事で

           当初 決まっていたコースの 

           逆に進む事になったそうです。

          

           スタートは 「東高円寺駅」集合。

           あれっ? だけど ここは 杉並区だよね。

          

          どうやら この日のクラスは、

          中野区 と 杉並区 の境 を   "街歩き"♪

 

          「東高円寺駅」の 出口の敷地は もう

          "杉並区"「蚕糸の森公園」

          1911年・明治44年 に設置

          

          青梅街道沿い の 「旧 守衛所」 を 

          公園管理事務所として  修復 利用

          「旧 守衛所」は 開業当時のままの建物らしい。

          

          古い換気口の 柵 

          こちらも 当初のまま なのでは?

          

                      この消火栓も 明治末のモノでしょう?

          大変 古そうに見えます@@

          

          見えづらい写メですが

          「旧 正門」 も ほぼ 明治末に

          建設当時のまま♪

          

          門柱 「東京駅丸の内駅舎」 と同じく

          煉瓦 と 煉瓦の 白い目地の部分 が

          丸く盛り上がるように 仕上がる ように

          大変 手間のかかる 作業で 作られています。

          

          白い目地の 部分 膨らんで いるのが

          確かに 解ります@@

          手間のかかる 作業( ゚Д゚) 素晴らしい♪ 

          

                       門柱の上のライトも

          ほぼオリジナルのままだそう。

          こういう 照明 の部分が 残って居るのは

          大変珍しいです→ 私 調べ (´∀`ゞ)テヘッ

          

          こちらのスペースでは

          「しだれ 桑(くわ)」を育てているそう@@

          "桑"と言えば まずは "養蚕のため"に

          育てている と思うのですが、

          なんとなんと こちらでは

          鑑賞用の"桑" 「しだれ桑」@@を 

                      育てているそうです@@ 

                      いろいろ 開発するんだなぁ エライなぁ@@   

                      "養蚕" + "鑑賞用"の桑の開発なのかな?       

          

          今は 冬なので 葉っぱが無いために              

         "しだれ"ているのか わかりません@@ 

          

 

          「蚕糸の森 公園」を出ます。

                  ☆ 「蚕糸の森 公園 旧正門」 のすぐ近く

        

          「妙法寺 旧参道入り口」の灯篭 1対

          1889年・明治22年 に

          甲武鉄道(中央線) 中野駅が開業すると

          それまでの 青梅街道からの鍋屋横丁からの

          参道に変わって             

          中野駅からの道が新たに参道

                      (1896年・明治29年 ) が開かれた。

          しかしながら 迷う参拝者が居る事から

          1903年・明治36年 に 木製の常夜燈が作られ

          明治43年 に 花柳界の人々を中心に 

          この青銅灯篭を造立

          1994年 杉並区指定有形文化財               

          

          こんな感じで 「蚕糸の森公園」の出入り口近くに

          建っています@@

          反対側にも 有って、一対 です。

          

 

                      旧参道を通って 「堀之内妙法寺」へ

          進みます!!

          周辺には 都心から 移転した お寺 「蓮光寺」、

          天台真盛宗の東京別院 「真盛寺」が 有りました。

          

 

        

 

                    ☆  「堀之内妙法寺」に到着

          日円山 日蓮宗

          多数の文化財を 蔵する 杉並区屈指の名刹

          元々は 元和年間(1615年~1624年)

                     真言宗の尼寺であったが

          当寺の お上人様が 尼さんだったお母さまを

          弔うために 日蓮宗に改宗

          寺号を 「妙法寺」とした。

 

          当初は 目黒碑文谷 法華寺の末寺 でしたが

          江戸幕府の弾圧を受けて 

          1699年・元禄12年 身延山久遠寺の末寺に変更

          その年の頃 法華寺から

          "厄除け日蓮大聖人の霊像"を譲り受ける。

         

          この像が 大変 霊験あらたかな事から 

          "厄除けのお祖師様" と呼ばれて

          信仰を集め 江戸時代後期は

          大変な人気となったもよう。

              

          

          ☆「仁王門」 

          「仁王門」 他のお寺の "山門"にあたる。

          この「仁王門」があたる 敷地には

          檀家の皆様や 寄進された 歴史ある石碑・石灯篭が

          たくさん有りました・・・ たくさん有り過ぎて

          どれを取り上げたら 良いのか・・・(-_-)

                      少し考えたいと思います。

 

          「仁王門」自体も 素晴らしい木彫の集合体で

          いろいろな動物が彫られていて

          素晴らしいです♪

          "獅子鼻 象鼻 獏(ばく)鼻 の違い" に

          ついて 説明、

          江戸の大工・木彫の職人さん達は

          見た事無いのに 彫って作り上げていく@@

 

          1787年・天明7年頃 完成。

          江戸名所図会にも描かれている。

          東京都指定文化財        

          

                      境内の中に入って 顔をちょこっと右に向けると

          目を惹かれるのが       

          「鉄門」↓ 重要文化財 

          1878年・明治11年 杉並区内で

          唯一の重要文化財の建物

          和洋折衷様式の "鉄門"

                

             右側門柱裏の名盤に寄ると

          明治10年に 寺が 工部省工作分局に 

          設計施工を依頼 

          当時 工部省顧問だった 「コンドル」が

          関与したという 可能性はあるものの 今一つ不明。

          ヨーロッパらしさが伝わる デザインなので

          欧米人が デザインしたモノでは? と

          思ったのかも。

 

          左右 門柱の漢文は 

          名筆家の 身延山久遠寺の吉川日鑑さんの筆、

          右側 「花は浄界に飛んで 香りは雨と成る」

          左側 「金を祇園に 布て 福は田に有り」 と

          ありますが

          お寺のサイトにも  先生が作られた資料にも

          ネット検索してみたも 

          この漢文の意味が乗って無くて ヤッチャッタ(>_<)

   

          先生の事だから 絶対 説明はしてくれたハズだと

          思うのですが・・・ 私の記憶にない(>_<)

          写メに夢中で 先生の話・・・ 聞いてなかった(;'∀')        

                      

                      上の写メのアップ

           開閉する 鉄門の上にある飾りを "マグサ"と呼ぶらしく

          その"マグサ"上には 彩色された 鳳凰♪

          左右の鉄柱の上には 青銅鋳造の童子造♪

 

          確かにナゼ ここまで 豪華なんでしょう@@

          

         

           ☆普通のお寺を参拝する時は 本堂が多いですが、

          この「妙法寺」では  「祖師堂」 が 超人気の

          参拝の場所になってます。

          前述の "厄除け お祖師様"の像が 

          いらっしゃるもよう。

 

          1769年・明和6年の火災で焼失 

          1812年・文化9年竣工

          1960年・昭和35年 都指定有形文化財指定

 

                      日蓮宗の お寺なのに

           "しめ縄" が貼られているという 不思議な事に@@

 

                      それとも日蓮宗では 許されているのか@@

          江戸時代の 神仏混合の 名残りなのでしょうか?

                      明治時代 政府からの "神仏分離令"からの

          廃仏毀釈運動 が起こって 全国的に

          神仏 分けている所が 多いのですが・・?          

          

          「祖師堂」の屋根  金色ピカピカ で

          ゴージャス 

          屋根 正面の 木彫飾り、 

          翼がある龍が 翼を広げて 金の玉加えて

          飛んでる という 豪華で 珍しい龍@@

          

                      軒下にも 金の玉を持った 龍が もうウジャウジャ

          これでもかー!!というくらい居ます@@

                      江戸後期 木彫職人 の"技"

                      

                      組んだ柱の先の 飾り なんて言ったかな・・・?

          "鼻"だっけなぁ 

          "波" が 透かし彫りされて 重なってます@@

                      

          あんな所に "鬼"が居ます@@  "力士"ではない@@

                      先生にも質問したのですが 

                      そんなに意味は無く "厄除け"だったり

          屋根の支えの部分にある所から 

          "頑張ってるよ"の意味でしょう♪

          

 

         ☆こちらが「本堂」 = 「三軌堂」とも 呼ばれる

          1819年・文政5年 竣工

          寄棟造 桟瓦葺 

          2011年・平成23年 修理工事 

          あえてこちらは  シンプルな造り

          こういう建物も とっても良いと思う♪

          

 

          ☆手水舎

          ほんの小さな 手水舎まで

          スンバらしい "技"の塊りで         

          

          青銅の手水鉢

          コロナ禍なので  使用が制限されていますが

          童子たち が抱えて 龍も 水 出してます。

          

          担いでまーす!!

                      働いてまーす!!

                      江戸後期 文政2年1819年 から

                      200年以上@@

          4人で がんばってまーす!!

          ガンばれ!! 童子達 !(^0^)!

                      誰か 誉めてあげて(゚∀゚)

          

 

          ☆本堂の奥に進んであったのが

          ウサギ好きには 堪らない@@

                     「廿三夜堂(にじゅうさんやどう) 」

 

          "月待ち信仰" 月の満ち欠け に関するお堂

          そのため "ウサギ"だらけ♪

          

          ウサギ だらけ♪♪

          クラスの ウサギ好き 参加者は 大喜び♪ 

          

                      石造りの お堂♪

          お堂の中は 見えなくて残念。

          

          なんと 珍しい石蔵のお堂

          房州石かと 思ったんですが 伊豆の下田産でした。

          

 

          本堂近くの灯篭 ここにも兎が@@

          

 

          ☆額堂・鼓堂

          1814年・文化11年に竣工

          木造平屋 桟瓦葺  回廊状の建物

          

          座る席を 作ってくれていたので

          こちらで 休憩という事になったのですが

          私は 御朱印頂いたり 参拝したり で 忙しくて。

 

          あー休憩場所だからと言って も

          "堀之内妙法寺" 油断してはいけない@@ 

                      江戸時代からの 寄進された額 または 額絵が

          いろいろ飾られていますが 

          こちらは↓佐倉城主・お殿様からの寄進

          何て書いてるのか わからず仕舞い

          貴重な お寺建立の時を描いたモノや 法力合戦 

          の額絵 有りました♪

          

                 

             ☆十月桜♪

          

 

           「堀之内妙法寺」= 厄除けのお祖師様

           "厄除け"は"お不動様" が

                        多いのに 珍しい?

                      環七 に近い所のスペース、こちらにも

           石碑 記念碑あります@@

           

                      「堀之内妙法寺」とは ここでお別れ

            「妙法寺商店街」 の出入り口。

                

           門前の商店街 

           商店街のスペースにも 歴史ある道標や記念碑

                

 

 

 

          ☆ 環七 を渡って

            「和田帝釈天 通り」へ

                 

            しばらく歩くと 見えて来た

            ☆「和田帝釈天」

            住宅街にある お堂 の雰囲気

               

            ☆また歩いて進むと 現れる

            「堀之内 妙法寺 参詣道」 

            (堀之内道 または 妙法寺道) の説明板

            今現在 この付近は、住宅街なのですが

 

            この和田帝釈天 がある通りが

            青梅街道から 鍋屋横丁で別れて 

            堀之内村の妙法寺 へと続く道

 

            そして 妙法寺通りが  和田村 と高円寺村の

            村境の道でもあったそう。

               

        

            進みます!!

            住宅街の中の 下り道

            このクラスの 先生の持論

                         "下り坂 の先には 「川」"

            こちらの 小道 の その昔は "川" だったそう

            そして 東京では 川のそばには 

            銭湯・お風呂屋さんが ある!! とか?

 

            ちなみに 

                         "なぜ 川のそばに お風呂屋さんが あるのか?" 

            という質問に 先生は

            浴槽の排水をするとき 便利が良いのでは~との事。

            

                          お風呂屋さん 確かに有りました@@

            道路から 奥まった所に 有ったので

            もう写メは 撮りませんでしたが

             お風呂屋さんの 看板が見えました。

            「大和湯」 営業しているのかな?

                    

            マンションもあるのですが

            広大な お屋敷とまでは 

                          行かないけれど

            オシャレでモダン で 手の込んだ造りの

            裕福であったであろう 邸宅が 

            残っている住宅街

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                 

        

            ☆「寅薬師」で有名な   「常仙寺」  

            時間があんまりに無くなってきたもよう。

            急いで 急いで(@_@)

            

            日影のためか 睡蓮・ハス だと思うのですが

            水の鉢 凍ってます@@ 通りで 寒いハズ(-_-)

            

 

          ☆ここで 中野区へ

            有名実業家のお屋敷が在ったりしましたが

            今も 住んでらっしゃるという事で

            サッサッと 進む。

            

 

 

            ☆新渡戸文化短期大学

            1927年・昭和2年 に

                          "女子文化口頭学院"創立 開校

                           初代理事長は 新渡戸稲造さんの 弟子にあたる

            森本厚吉さん 

            現存する 1号館 (新渡戸記念館)が 

            ヴォーリズ の設計て 1937年・昭和12年竣工

 

            キレイに並んだ 長方形の窓が 見えましたが

            学校ということも有り なかなか見えません。 

            この写メが限界でした。

            

 

 

           ☆女子美術専門学校 杉並校舎

            1935年・昭和10年 竣工しましたが

            1956年・昭和31年に 火災で 校舎の一部が焼失

            その後 残って居た 校舎を 解体

            現存せず

            

            どんな校舎があったか と 説明だけ聞く 

            今は体育館 が有る所を

            曲がって 鍋屋横丁を目指す。

            

 

            新宿 都庁の頭が 見える位置

            

 

           

           ☆「杉並能楽堂」

            1910年・ 明治43年竣工

            大蔵流狂言 山本会 が所有する 能舞台

            木造平屋

            都内では 靖国神社能舞台 に次いで古い

            

 

 

           ☆十貫坂地蔵堂

                           地蔵堂には 石塔など6基

            十貫坂 の由来 ここでも 

            "中野長者"が出て来たりします。

            江戸時代から 村境 今は 区の境

            

             地蔵堂の回りは 

             「和田 十貫坂緑地」

            

            「中野区」登り道

            

            登り道を上がると

            「鍋屋横丁」の商店街

            

            「鍋屋横丁通り」

            

            通りにある 「御題目石」

            

 

           ☆「鍋屋横丁」の商店街 長いです@@ 

            老舗の 和菓子の 「玉屋」さんで お土産

            記念の和菓子を買う。

            

            「鍋横最中」買ってしまう(^^♪

            節分が近いので 鬼と升に入った

            かわいい生菓子を買う♪

            美味しかった♪

            

 

 

          ☆「鍋屋横丁」の名前の由来

            「鍋屋」という 茶店が 角にあったのが由来。

            今は 銀行が建っています。

 

            そして すんごく寒いー!!(>_<)!!

                          青梅街道 の吹き抜ける風 なのか

            ビル風 の風なのか

            北風が冷たすぎて 手が かじかんで

            メモを取る事が出来ません(>_<)

            あー この寒すぎて 手がかじかむ この感じ

            高校生以来かも?

 

                          ずーと 暖冬だったし 今年の冬は 寒いから(-_-)

 

            駅も近い事から ここで解散

        

            先生から 「お時間ある方は まだもうちょっと

            ご紹介したい所がある」という事で

            私 付き合う事に致しました。

            時間はあるけれど あまりの寒さに

            リタイアする 参加者も 居ました。

            

 

 

            ☆青梅街道 を 新宿の方向に進む

            「五柱五成 (ごしゃいなり) 神社」

            1863年・文政6年 京都伏見稲荷 から勧進

 

            昭和11年頃に 設置された富士塚 

            樹齢200年越えの イチョウ 

            

 

 

 

           ☆青梅街道に戻り 下って行く

            大きなお釜がある のが

            「あぶまた(油又) 味噌」 の事務所兼 販売店

 

            1885年・明治18年 創業

            "江戸の甘みそ"

                           徳川家康 の命により 

             三河の"八丁味噌"のうま味 と京都の"白みそ"の甘さを

             兼ね備えた "江戸味噌" その伝統を 受けつぐ。           

            

            味噌づくり で実際に使用されていた 大釜

            

            ビルの奥の方に 

            工場があった名残りの レンガ塀が 少しだけ

            残って居ました♪ 

            

        

            「江戸の甘みそ」 

            聞いては居ましたが 初めて目にします。

            参加者で お土産としていろいろ買いました。

 

            地方出身者 は こういう江戸の老舗の味が

            どこで 販売しているのか わからないんだな。

            また 販売店があっても なんとなく敷居が

            高くて 買って良いのかどうか わからないんだな。

           

            江戸の老舗のお店に連れて来て下さって

            先生に感謝<(_ _)>

 

            私は "江戸味噌"の小パック と

            "江戸甘 レトルトカレー を買いました。

            ここの所 いろいろな レトルトカレーを

            食べております(^o^;)

 

                         それで 早速食べてみました@@

                           一口目 もたっとして カレーなのに

            甘さが解りました@@

                          そんなに辛くないけれど 美味しい

            カレーでした♪ まさに お味噌屋さんのカレーでした♪

                          良く作った と拍手したい(^^♪

             

             

             参考写メとして

             以前買って あまりの美味しさに

             追加して 買ってしまった、

             俳優の内田滋さんの レストランで

             販売されている 「梅ごまキーマカレー」

             スパイスいっぱいの 酸っぱくて

             スパイスの効いた サラサラな レトルトカレーとは

             もう 対極で有りました@@

             

 

             時間か 無くなったので

             青梅街道の近くにある

             「明徳稲荷神社」 

             「やまさき醤油醸造所のレンガ塀」は 略

    

             ゴールの 「中野坂上」の交差点で 解散。

             あまりの寒さに 体中 凍えてしまい

             ビルの中にある 駅に 飛び込んでしまいました (^^;)

             寒い中 良く歩いたぞ!!