2019年10月:

実際には半年以上前になると思うのですが、私は<膀胱膣瘻>(ぼうこうちつろう)になりました。

 

膀胱膣ろうは、子宮摘出手術をしたり、がん治療で腹部に放射線を当てたりしたときに起きる、副作用・後遺症のようです。

 

 

膀胱膣ろうとは、膀胱と膣が穴が開いてつながってしまい、膣から尿が漏れる・・・。という症状です。具体的にどうなるのかというと・・・。

 

 

(この絵を<よこすか女性泌尿器科・泌尿器科クリニックさまのHPより、お借りしました。わかりやすい解説がありますので、是非HPをご参考ください>)

 

 

もしもこれが、直腸と膣がつながってしまうと、<直腸膣ろう>になってしまいます。

                 ↓

 

そして、私の場合は直腸ではなく、膀胱が膣とつながってしまい、尿が膣からもれている、という状態になったのでした。

 

私は、この副作用について、主治医の先生から繰り返し聞いていました。先生は「膀胱と膣に穴が開く、もしくは、腸と膣に穴が開く、場合があります」と、何度も説明してくれていたのです。なので「膣から、尿や便が出てきた場合は、すぐに病院に来てください」と言われていました。

 

私は説明を聞いていた時から怖かったですが、放射線や抗癌剤をやらないわけにはいかない。それで、しょっちゅう「穴が開きませんように・・・」と祈っていたのです。

でも、空いてしまいました・・・。

 

~穴が開いたとき~

私の場合はもともと10年前の怪我が原因で、直腸に障害があり、(時々、下痢をしたときなど便がもれてしまう)“紙パンツ”を利用していたので、紙パンツに漏れたのですが、ある日・・・、紙パンツにオシッコらしきものが、漏れていたのでした。

 

身体に痛みなどはまったくなく、ある日突然の、尿漏れ・・・。

私はすぐに「穴が開いたのでは???」と、直観しました・・・。

“大変なことになった・・・”と思った私は、すぐに母に「お母さん、気のせいか、オシッコが漏れているような気がする・・・」と言って、お母さんといつもの婦人科に走っていきました。

 

私から話を聞いた、主治医のM先生はすぐに「診察してみましょう」と言って、内診してくださいました。台の上に上がった私は、カーテン越しに「ああ、つながってるね、膣に尿が流れてきてます」という先生の言葉を聞いていました。

 

ショックでした。ガーンという言葉がぴったりでした。

この副作用はなる人は数パーセントらしいのですが、その中にしっかり入ったのでした・・・。

 

 

今日も読んでいただいてありがとうございました。