樹齢約500年の毘沙門院の「雲上の桜」が満開 | シニアの の~んびり道草

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日頃の散歩や近場のドライブ、時には一晩泊りでぶらっと訪ね歩くことがある。そんな折、おお! これは綺麗だ、これは凄い、これは面白いと感嘆したり、感動したようなことを、思いつくまヽアルバム風に綴ってみる。

3月28日、揖斐郡池田町池野の護法山毘沙門院境内にある「雲上の桜」が、ほぼ満開を迎えていることを新聞報道で知り訪ねた。

拙宅から南西へ約20kmの池田町には国の名勝及び天然記念物で、日本さくら名所100選にも選定されている霞間ケ渓公園(かまがたに)があり何度か訪れているが、その霞間ケ渓に程近い同じ池田町にあるのだが、地元に住んでいながら私は新聞報道されるまでその存在すら知らなかったので、今回が初めてである。


見頃を迎えた雲上の桜を西側から望む。この時期には「池田サクラまつり」が開催され、花見客で賑わうのだが、この一本桜にやってくる花見客は少ないようだ。


推定樹齢500年、幹周3.67m、樹高10m、枝張り東西15m、南北15mと県下でも希なエドヒガン系紅枝垂れ桜の大木である。地元では「毘沙門さんの桜」として親しまれている。


樹齢約500年の根元に立つ現地案内板。


平成8年4月に保存会によって、満開時に花をつけた枝が入道雲のように見えるところから、「雲上の桜」と命名された。東側からの眺め。


ここ数年は樹勢の衰えが見られたが、地元住民らが枯れた樹木の一部を切り取るなどの保存活動を続けているという。南側からの眺め。


地元の方によると、開花が例年より一週間ほど早いという。数年前に比べ樹勢が減衰しているようだが、入道雲の如く樹勢が回復、長生きしてほしいものだ。


岐阜県揖斐郡池田町池野112(海抜28m) 雲上の桜のMAP