日本の作曲家滝廉太郎さん。
花や荒城の月などで有名ですね、他にもたくさんの童謡を作曲しています。
最近、私は都市伝説❗滝廉太郎の憾が怖すぎる。
という記事をみて、興味が湧き、読んでみました。
彼はピアノ曲『憾(うらみ)』という曲を残しています。
何故恨み?怨み?ではないのだかろう?『憾』に込められた想いとは
「憾」とは、憎しみの気持ちのことではなく、心残りや未練、無念といった気持ちのことである。
とかかれていました。
彼の一生は結核で23歳の若さで亡くなっています。もっと詳しく調べていくと、
1900年ごろの日本は、色々な子供向けの歌を作っていたそうですが、政府が作る物はどれも難しくそんな中、滝廉太郎の作曲した童謡が子供とても人気があったそうです。そこで政府は、ドイツに留学させたそうです。当時ドイツでは、『結核』が大流行していて、2ヶ月後彼は結核で帰国してしまいます。
政府は、結核にかかることを計算して、ドイツへ送り出したのでしょうか?
ドイツへいかなければ、結核になることもなくずっと音楽を続けられていましたよね。
そこで、実際に弾いてみました。二ページのみの、短い曲です。レベルは中級くらいでしょうか?重い和音がとても多く、しかし、初見でも最後まで弾けます。
二短調
これは、怒りの調とも言われています。
冒頭の8分の6拍子レーーーファラシーーーーと
静かな悲しみのメロディからはじまり、9小節からまた、始めのメロディが再現されていますが、10小節目右手C♯dim7の和音がとても、悲痛を訴えるような想いが感じられます。
転調 F
中間部は良き時代でも懐かしむような?ドイツで見た景色でも思い出しているのでしょうか?わかりませんが、温かく包み込むような美しい旋律がでてきます。この曲にとてもうっとりし引き込まれていきました。
しかし、最後のcodaの部分オクターブの連打。見た感じでも伝わるように、悔しさと悲しみ、政府に対する怒り?といった壮絶で悲愴的な激しい想いを感じました。
この楽譜には走り書きで、doctor、doctor❗と書かれていたそうです。
まだまだ生きて、この世にたくさんの曲を残したかったのでしょうね。
この曲の裏話を知らなければ、ここまで考えさせられ、演奏することは無かったかもしれません。全ての旋律に納得のいく、一曲だと思いました。
今日は、少しゾクッとするようなお話ですみません。しかし、とても素晴らしい曲です。また一つ勉強になりました。
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