リペアで預かったり、常連から借りた楽器を質屋に転売して800万円を手にしたバディーサウンドワークスの山本誠容疑者の件の続き。

 

メディアが一斉に取り上げた効果もあったのかすぐに逮捕された。

 

ワシも何本かテレビ取材を引き受けたけど、引き受けてよかったと思う。

 

でもまだ1件のベースの横領での逮捕だけで余罪はまだ追及中。

 

 

ワシはGibson J-200というアコースティックギターをやられた被害者のひとり。

 

Buddyに楽器を預けた人が実際に中古楽器屋で自分の楽器を発見したのに自分の楽器だと証明できないという理由で被害届が出せんという訳わからん法律。


ワシも昨日警視庁杉並署に相談したけど、警察官の第一声が「あなたは本当に被害に遭われている方ですか?それを証明できますか?」というまさかの対応。


どうやら被害も受けとらんのに警察に話を聞きにいったり、メディアの取材を受けたりしとる人が沢山おるみたいで警察もうんざりしとるみたい。

 

そりゃ楽器に縁がない人にとってはたかが被害総額800万円のちっぽけな事件なんだで仕方ない。

 

でも質屋で800万円になったってことは楽器市場に出た時は5千万円から1億円ぐらいの値段がつくってことだでね。

 

まだ転売前の楽器も多数あるみたいだで被害総額はいくらになることやら。

 

実は世間を騒がした晴れ着の「はれのひ事件」と匹敵するレベルの事件ってこと。

 

 

もしワシの楽器の居場所が判明した時のために実際にその楽器を弾いとる姿をがわかる写真や動画をまとめといてと言われたのでここにまとめとく。

 

 

ハンサム兄弟時代に密着取材を受けたテレビ番組を発掘。

この番組の後半にGibson J-200を弾いとる姿があった。

 

メンバー全員で住んどったハンサムハウスの特集や昔お世話になった茗荷谷の肉丼屋に訪れた番組。

 

 

 

椎名林檎ちゃん率いる発育ステータスとハンサム兄弟の2マンライブの模様を収録したビデオ作品の冒頭にもJ-200を弾く姿が。

 

 

 

今はウクレレがメインだけど、震災前はギターでこんなことをやっとった。

 



 

ワシのものであることの決定的な証拠がこのハンサムの一刀彫り。

 

Ginson J-200のシリアルナンバーは不確かだけど

01040065

だった気がする。

 

もし見つかってもすんなり返してもらえる訳じゃないみたい。


横領品だと知らずに買い取った楽器屋やそこから購入した新しい持ち主は法的には正当な所有者になる。


だで楽器を取り戻すには買い戻すしかないらしい、、、

 

しかも同じ容疑者の転売でも、修理で預かった楽器と、嘘の理由で借りた楽器だと罪状が違うらしく、被害者の会的な会を作るのも難しく、なかなか一筋縄じゃいかん事件らしい。

 

 

このままじゃ被害者は泣き寝入りになっちゃう。

 

ワシはまだ仕事で使うギターじゃないもんで切羽詰まっとるわけでもないけど、メイン楽器を何本もやられたスタジオミュージシャンにとっては死活問題。

 

だで少しでも多くの人にこの事件のことを知ってもらうためにメディアに動いてもらって警察にも本腰を入れてもらうしかないと思い、ブログやSNSで何度も書いたり、メディアの取材にも出来る限り応じることにしとる。

 

今後もニュースとかでこの事件のことを神妙な顔で話すワシの姿が流れるかもしれんけど、ワシ自身は別にそこまで苦しんどる訳じゃないで心配せんでね。


被害者の中でも比較的分かりやすい経歴とキャラってだけで、ワシなんかよりもっと被害が深刻な人が山ほどおる重大な事件ってことだけは覚えといてもらえると助かります。


明日のサンジャポでも紹介してもらえるかも。


あのサンジャポだで茶化されるのは当たり前だけど被害のデカさが少しでも伝わればと思って引き受けたよ。