フラッシュの打ち合いとなり、膝をつくスペクトルマン。
その姿を見てゴリ博士は勝ち誇りますが、次の瞬間デサイトマンは地面に倒れ伏します。
スペクトルマンは、ジャンプし回転することにより、フラッシュに勢いをつけ加速させたのでした。
なんかゆで理論っぽいですが、まあいいでしょう。
僅かの差で敗北し、悔しがるゴリ博士。
ラーは博士に、「命に代えてもスペクトルマンを倒す」と宣言します。
一方、ゴリの地底基地に侵入するGメンたち。
太田は、スペクトルマンの正体は蒲生ではないか?と訝しみます。
そして、蒲生と太田は中枢神経を抜き取られた木戸口の遺体をを発見します。
蒲生は、「スペクトルマンさえいなければ、木戸口は死ぬことはなかった」と自責の念に駆られます。
ゴリはデサイトマンに移植した、木戸口の中枢神経を今後はラーに移植します。
スペクトルマンと相打ちを覚悟しているラー。体内には爆弾を仕掛けられているようです。
「長い間、お世話になりました」と頭を下げるラーに対し、
「お前だけが頼りだ」「ひどい博士と恨んでも良い」「わしの地球制服という願いの犠牲になってくれ」とゴリ博士。
ラーは博士の気持ちを汲み取ったのか、「はい」と一言だけ返事を返します。
中盤より、出番が少なくなってきたゴリとラーですが、ここに来て主役を取り戻したようです。
いつもラーを叱ってばかり居たゴリ博士ですが、惑星Eで唯一自分についてきてくれたラーには、
常に感謝の気持ちがあったようですね。
怪獣Gメンは地下基地を爆破。
この地下基地って初期に作ってずっと見逃されてたあの基地なんですかね。
しかし、ゴリとラーは生きており、蒲生=スペクトルマンに最後の決闘を挑みます。
スペクトルマンは一時の時間をくれと話し、二郎のところに向かいます。
蒲生は、二郎に兄の死を伝え、
「大きくなった勇気のある立派な人になれ」と激励を送り、二郎に何かの入った箱を手渡します。
「男には、どんなに辛くてもしなくちゃいけないことがある」と怪我を押して決闘へと向かいます。
事情を聴いたGメンと二郎は、蒲生の向かった奥多摩に再度向かいます。
決戦に向かう蒲生にその傷では変身は無理だと伝えるネビュラだが、
これが最後の戦いと変身を再度要請する蒲生。
もう、「蒲生譲二」としての姿には二度と戻ることが出来ない。
その覚悟で最後の、
「変身願います!!」
スペクトルマンと宇宙猿人、最後の決戦が始まりました。
ラーはその凄まじい反射神経で、スペクトルマンの攻撃を躱していきます。
バックルの連打もすべて斧で切り払ってしまいます。
一方、奥多摩に辿り着いたGメンたちは、蒲生を探します。
二郎は、蒲生に渡された箱を開けると、その中にはバックルを模したペンダントが。
それを一人残ってみていた倉田室長は、
「やはり、君がスペクトルマンだったのか……」と確信します。
室長、ネズバートン編ですでに正体に気付いていたみたいですもんね。
ラーはスペクトルマンのフラッシュを待ち構えている。
一度耐えられさえすれば、自爆して相打ちを狙える。二人のにらみ合いが続く。
そしてスペクトルマンはフラッシュを放ち、ラーに直撃、しかしラーは怯まず、
スペクトルマンに突撃、
その瞬間、スペクトルマンは「ダブルフラッシュ」なる必殺技を放ち、
ダブルフラッシュを受けたラーは跡形もなく消滅してしまいました。
おお、最終回限定必殺技!!
まあ単に、二回フラッシュを放っただけなんだと思いますけど、これは意外。
ラーを失ったゴリ博士は
「わしに生きる望みはない、殺せ」と。
スペクトルマンは
「その科学者としての力を、平和のために使わないか」と思いとどまらせようとします。
しかし、故郷を追われ、腹心のラーが死んだゴリ博士にはもはや生きる気はなく、
どんな言葉も響きませんでした。
「さらばスペクトルマン、さらば!!」
と爆弾を起動させ、ゴリ博士は爆発とともに消えました。
その爆発とともに、地球を我が物とせんとした、
宇宙猿人一味の野望は潰えました。
戦いを終えたスペクトルマンは、ネビュラ遊星へと帰還します。
空に飛び去るスペクトルマンを見送る怪獣Gメンと二郎。
ここに地球防衛の命を帯びた、ネビュラ遊星の
サイボーグ・エージェント「スペクトルマン」の
戦いは終わりを告げました。
次回からは獅子丸の活躍をお楽しみください
というわけで、スペクトルマン、
ようやく視聴終了いたしました。
初の特撮感想だったもので、
何度も何度も挫折しそうになりましたが、何とか書き上げることが出来ました。
全63話はホント長かった……
この後は、「宇宙猿人ゴリ」「宇宙猿人ゴリ対スペクトルマン」「スペクトルマン」と3分割として、
作品の総括を書こうと思います。