はじめてのヤンデレ~実践編~ | 逆転裁判合同ブログ1号店

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逆転裁判の話題もそこそこにメイン管理者が任天堂への行きすぎた愛をぶちまけている痛いブログ。

はじめてのヤンデレ講座3回目でございます。
これまでは文字ばかりで説明してきたので、イメージがし辛いこともあったかもしれません。
しかし先人たちは偉大なる諺を残してくれました。『百聞は一見にしかず』。
そこで最終回となる今回は画像を交えながら、代表的なヤンデレ数名を詳しく見ていこうと思います。

まずは刺激の少ない方たちから。
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■芙蓉楓(SHUFFLE!)/奇行系

芙蓉楓


◆Navel・SHUFFLE! (芙蓉楓編)
元々はパソコンで発売されたギャルゲーで、後にアニメ化された作品です。
原作は典型的なハーレム型の作品であり、アニメのほうも最初のうちはそういったものだったのですが、
19話から突如異変が。突然の視聴年齢制限。
ここからアニメはサイコホラーのようなオリジナル展開へと急変していきます。

主人公である稟(りん)のそばにいられて幸せな日々。
しかい稟の気持ちが別の女性に向きはじめた時から彼女の精神は崩壊をはじめ、
園存在が無視できないほど大きくなってしまったとき遂に・・・。


ヤンデレを語る上で決して外すことのできないキャラクターの一人。
血生臭い描写などなくてもここまで恐怖を表現し、
鍋という身近な物を恐怖アイテムにしてしまった演出は圧巻。

『稟くんのお世話をすることが私の生きがいですから』

一見、言われるとうらやましいこのセリフも、全てを見た後では恐怖しか感じられなくなります。
さぁ、鍋の中身はなんでしょう?

●SHUFFLE!第19話『忘れ得ぬ思い』1

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■我妻由乃(未来日記) / ストーカー系・殺害系

我妻由乃


未来日記 (1)/えすの サカエ
少年エースにて現在大好評連載中の作品であり、登場してからまだ間のないヤンデレ。
しかしながら先日行われた属性別選手権では、2位につくという輝いた実績を持ち、
その人気の高さをうかがわせます。

未来に起こることがわかる未来日記を手にした主人公・雪輝は
他の日記所有者たちとのサバイバルゲームに巻き込まれる。
戸惑う彼の前に現れたのはもう一人の日記所有者・我妻由乃。
彼女の日記は雪輝の未来の行動が10分単位でわかる「雪輝日記」。
そう、彼女は雪輝を付回すストーカー少女であった。


由乃の魅力は徹底した「雪輝至上主義」にあります。
雪輝こそが絶対唯一無地の存在、それを脅かすものはどんな相手であろうと容赦はしない。
雪輝を傷つけようとするものがいるならば、ためらうことなく凶器を振り落とす。
愛がなせるその大胆さこそ、由乃がここまで支持される理由なのかもしれません。
「あはは、ちょろいっ!」と笑いながら、斧で頭をかち割っていく姿に僕らはもう虜。

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■穂村愛美(君が望む永遠)/監禁系

穂村愛美
君が望む永遠 ~Rumbling hearts~(通常版)

原作は鬱ゲーとして名高いパソコンゲーム。
通常の恋愛ゲームと同じく複数の攻略対象がいるわけですが、
その中に一人、ユーザーをドン引きさせたシナリオがありました。
そのシナリオの主こそがこの穂村愛美、通称マナマナ、別名緑の悪魔。

付き合っていた同級生が交通事故で意識不明の重体となり、3年間の眠りにつく。
彼女が再び目を覚ましたとき、主人公・孝之はその同級生の親友である別の女性とつきあっていた。
そのことを言い出せずに悩む主人公は、病院に勤めるかつての後輩・愛美に相談をするようになる。
やがて現実と向き合う決心をした孝之、しかし彼に思いを寄せていた愛美はそれを許さなかった。
彼を行かせてはならない―――そう考えた彼女がとった行動は彼を階段から突き落とし、
その隙に自分の部屋に監禁することであった。


このシナリオの肝はなんと言ってもマナマナの華麗なる洗脳テクニックにあります。
時に悪魔のように厳しく、時に聖母のように優しく、ゆっくりじっくり時間をかけて
孝之を洗脳していく描写は、恐怖を通り越してある種の芸術すら感じます。
最初は激しく抵抗していた孝之ですが、段々とその生活を、
そして愛美を受け入れ始めるのがなんともおぞましい。
「彼と一緒にいたい」。すべてはその一心のためだけに。


※警告:これより先はグロテスクな表現を含んでいます。
     苦手な方はご注意ください。良い子は眠る時間だZE☆



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■赤坂美月(ダブルキャスト)/殺害系


◆やるどらポータブル ダブルキャスト/ソニー・コンピュータエンタテインメント

PS発売された、やるドラシリーズ第1弾のアドベンチャー作品。発売元はあのソニー。
パッケージなどの見た目の印象から恋愛アドベンチャーかと思いきや、
実際には背筋も凍るサスペンスホラー作品であり、ユーザーに深いトラウマを残した作品です。

ゴミ捨て場で酔いつぶれていた主人公は赤坂美月の名乗る、記憶喪失少女に助けられる。
成り行きで同居することになった二人。映研の主人公である主人公は、
次の作品のヒロインとして美月を推薦する。だがその作品は撮影中に死者が出たため
封印されていたいわくつきの脚本であった。
やがて主人公と美月の周りで不可解なことが起こり始める。


キャラとしてはおそらく最古のヤンデレではないかと思われるキャラクターです。
ルートによっては2階から植木鉢を落とされたり、撲殺されたりと様々な展開があるのですが、
中でも強烈なのがジェノサイド編と呼ばれる全員死亡エンド。
撮影の合宿のため洋館に泊まるメンバーなのですが、犯人により全員が無残に殺されていきます。
ここでの声優さんの演技がとても素晴らしく、特に這って逃げようとする部長さんの
鬼気迫る演技は臨場感抜群の特筆もの。
そこから犯人の顔のドUPにより、言葉に出来ないほど忘れられないほどのトラウマを残してジエンド。
「犯人は誰なのか」という推理面から見ても面白い作品なので、
そういったものが好きな人にもお勧めです。

●ダブルキャストをプレイしてみる 1週目 part1

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■園崎詩音(ひぐらしのなく頃に)/殺害系・監禁系


ドラマCD ひぐらしのなく頃に解 目明し編

このブログでも何度も紹介させていただいたひぐらしからは詩音が該当します。
ひぐらしに関しては幾度と無くご照会してきたので、詳細は割愛させていただきます。
代わりにひぐらしといえばもう一人、レナを思い浮かべる方も多いかと思いますのでその話を。


結論から言えばレナはヤンデレではないと考えています。
理由としては「ヤンデレは彼への想いが核となって極端な行動に出てしまう子」
が自分の考えるヤンデレの定義であり、それに基づくとレナはヤンデレとはいえなくなるからです。

詩音の場合、悟史の敵討ちをする、つまり悟史のためというのが行動力の根幹となっていますが、
レナがおこした学校占拠は、「雛見沢を敵の手から守る」という考えで起こされた行動であるため、
特定の「誰か」のためでは無いんですよね。
そのためレナはヤンデレではないと考えています。
ただ基礎編でも書きましたが、ヤンデレに明確な定義はありません。
その人がヤンデレだと思って楽しめるのなら、それもまたアリなのです。


●ひぐらしのなく頃に第21話 目明し編 其の六 『断罪』

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■桂言葉(School Days)/殺害系・自傷系
桂言葉


◆School Days(スクールデイズ) L×H(通常版) / インターチャネル・ホロン

説明不要のヤンデレクイーン、言葉様でございます。
学園恋愛物だと思っていたユーザーを恐怖のどん底に叩き落し、
ヤンデレというジャンルを確立した記念すべき作品。

主人公・伊藤誠は同じ電車に乗る桂言葉のことが気になっていた。
同級生である西園寺世界の協力もあり、二人は晴れて付き合うことになる。
だがそれだけでは飽き足らない誠はやがて世界とも関係を持つようになる。
それを知った言葉はある手段に打って出る・・・。


先日のアニメ版においてNiceboatでとんでもないラストを見せつけ、
クイーンの地位を揺ぎ無いものとした言葉様。
しばらく彼女を超える逸材は出てこないでしょう。
そしてもう一人、忘れちゃならない主役・伊藤誠
天賦の才ともいえる女たらしぶりをもつ彼がいたからこそ
ここまで見事なヤンデレが誕生したのは紛れも無い事実。
そんな彼に惜しみない拍手と共にこの言葉を贈ろう。

誠死ね

最後にスクイズにおける二大バッドエンドをご紹介。
これこそがスクイズを、そしてヤンデレを知らしめた原点。

●鮮血の結末
●永遠に

終わりに現在気になっている作品を紹介して締めにしましょう。



「止マナイ雨ニ病ミナガラ」というVIP発・ヒロイン全員がヤンデレという作品です。
鋭意製作中・体験版も公開されていますので興味のある方はダウンロードしてみてはどうでしょうか?
これで無料配布するんだってからすごい。

では長くなりましたがヤンデレ講座、ここに終わりたいと思います。
今回の記事でヤンデレに少しでも興味を持っていただけたなら幸いです。
持てなくとも「こんなのに魅力を感じる人がいるんだ」と知っていただけたなら、それもまた幸いです。
では長い文章にお付き合いいただき本当にありがとうございました。


著者:秘密結社