第62話 後編 | 成田家の徒然なる日々 ~15th Season

成田家の徒然なる日々 ~15th Season

来訪される皆様に支えられて15年。昭和の特撮・アニメを取り上げていきます。

↑前編の続きです。

「だぁ~。よくぞ躱した。褒めてやろう」(ベジ)

「だが今度は、そうはいかんぞ」(ギジ)

「待て。1つ忠告しておく。その刀剣を使うのは止めておけ」(ケン)

「何を~」(ベジ)

「はい! はい! はい!」(ベジ&ギジ)

「あたぁ」(ベジ)

「はい! はい! はい!」(ベジ&ギジ)

「うおっ」(ベジ)

「あい」(ギジ)

「あっ … あっ」(ギジ)

「あい あい あ …」(ベジ)

「あ あ あい …」(ギジ)

「あ あ あ …」(ベジ&ギジ)

「経絡秘孔の1つ『児鳩胸(じきゅうきょう)』を突いた。お前達の目が遠近感を失った事に気がつかなかったのか」(ケン)

「そ … そんな」(ベジ)

「あ あ あい  …」(ギジ)

ベジとギジ敗れる。

「ふふふ。確かに強くなった。どうやらシュウが惚れた素質が目覚めたようだな。

だが、果たしてこの俺を倒す事ができるかな?」(サウザー)

「うあ … どうした? 何かあったか?」(ラオウ)

「はっ。ケンシロウがサウザーに闘いを」(部下①)

「何!」(ラオウ)

「まだ叩い … まだ早い。奴ではサウザーに勝てぬ」(ラオウ)

「ふふふふふ。俺は南斗聖拳最強の拳法『南斗鳳凰拳』を身につけた男。

俺は聖帝。愛も情けもいらぬ。俺の身体には生まれながらに帝王の血が流れているのだ。かかって来るがいい」(サウザー)

「はぁ~~」(ケン)

「ふふふふふふふ」(サウザー)

「何故、構えぬ」(ケン)

「俺の拳 南斗鳳凰拳 に構えはない。

構えとは防御の型。我が拳にあるのは只、制圧・前進のみ。それが帝王の拳なのだ。

来ぬのなら、こちらから往くぞ」()サウザー)

「うん!?」(ケン)

「はっ!」(サウザー)

「何という踏み込みの速さ」(ケンシロウ心の声)

「あちゃぁ!」(ケン)

「ほぉ!

はっ!」(サウザー)

「たぁっ!」(ケン)

はぁ~」(サウザー)

「あ~ちょぉ!」(ケン)

「でやぁ!」(サウザー)

「うぉあ…」(ケン)

ケンシロウ倒れる。

「ふふふふふ。よくぞ極星十字拳を躱した。だが俺の拳の前ではお前の動きなど止まって見える」(サウザー)

「それはどうかな?」(ケン)

「何!?」(サウザー)

「おめの拳は既に見切った」(ケン)

「しかしケンシロウは拳王様にあれほどの傷を与えた男」(部下①)

「それが何故サウザーに勝てぬのですか?」(部下②)

「確かにケンシロウは1度相手の拳を見れば、その拳を見切れる。力はサウザーより上かも知れぬ。だが

ある謎を解かぬ事にはケンシロウは勝てぬ。

その謎こそ儂がサウザーとの闘いを決しなかった理由なのだ」(ラオウ)

「ふっはははははは。俺の拳を見切っただと?」(サウザー)

「そうだ」(ケン)

「よかろう。ならばもう1度、極星十字拳を受けてみるがいい」

(サウザー)

「うわ~ たっ!」(サウザー)

「消えた」(サウザー心の声)

「「あたぁ!

あ~~」(ケン)

「おぁ!?」(サウザー)

「あ~たたたたたたたたた。

たたたたたたたた。

たたたたたたたたた。

たたたたたたたt。

お~わったぁ!」(ケン)

「あっ … うぅぅ …」(サウザー)

「秘孔の中で最も破壊力を持つ必の秘孔『人中極(じんちゅうきょく)』を突いた。

貴様の命は後3秒だ」(ケン)

「3秒」(サウザー)

「馬鹿な。聖帝様が負けるはずがない」(悪党③)

「ふふふふふ。面白い。ならばその3秒を俺が数えてやろう」

(サウザー)

「ひとぉ~つ。

ふたぁ~つ。

みぃ~っつ」(サウザー)

「ふふは。ははははははははははは。

ははははははははは。

はっはっははははははは」(サウザー)

「うんっ!? ぐあっ!」(ケン)

「馬鹿な …

確かに秘孔は突いたはず」(ケン)

「はっはっはっはっは。この身体には北斗神拳は効かぬ」(サウザー)

「う … あっ」8ケン)

「あぁぁっ …」(ケン)

「俺の身体は生まれついての帝王の身体。誰も俺を倒す事はできんのだ」(サウザー)

「ぐ … おぉ」(ケン)

「はぁぁ … くっ」(ケン)

「んふははははははははは。

はっはっはっはっは。ははははははははは」(サウザー)

 

週刊 北斗の拳 第62話」                  ~ The End ~